泌尿器系/腎臓/腎機能の全体像/病態生理学/高血糖(糖尿病)

提供:一歩一歩
2013年4月19日 (金) 20:04時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版
ナビゲーションに移動 検索に移動

動画と音声での説明: Flash形式(Win, Mac) / MP4形式(iPad)


04676.jpg

腎動脈から、血漿中の水分が毎分約500 ml流入しています。糖尿病では、その中にブドウ糖が約1000 mg溶けています。


水分は約100 mlが糸球体の中からボーマン嚢へろ過されます。

ろ過された水は、ボーマン嚢から尿細管へ流出します。その中にブドウ糖が約200 mg溶けています。


ろ過されなかった約400 mlの水は、糸球体を通過し、尿細管周囲毛細血管へ移動します。その中にブドウ糖が約800 mg溶けています。


糸球体でろ過され、尿細管へ流出した約100 mlの水のうち、約99 mlが尿細管周囲毛細血管へ再吸収されます。約180 mgのブドウ糖も再吸収されます。

ろ過されたけど、再吸収されなかった約1 mlの水、ならびに約20 mgのブドウ糖は尿管へ流出します。


糸球体でろ過されず通過した400 mlの水と再吸収された99 mlの水とは、一緒になって腎静脈へ流出します。その中ににブドウ糖が、腎臓が消費した分を除くと約980 mg溶けています。



Challenge Quiz

//LEVEL:3 //RAND 高血糖の患者では,ブドウ糖は糸球体で 微量、{~ろ過される.~ろ過されない.=大量にろ過される}. //LEVEL:2 //RAND 高血糖(糖尿病)の患者では、糸球体でろ過されるブドウ糖の量は,正常人 {=よりも多い.~よりも少ない.~と同等である}。 //LEVEL:3 //RAND (中等症以上の)高血糖の患者では,ブドウ糖は尿細管で {~(糸球体でろ過されなかったのだから)再吸収されない.~(糸球体でろ過されたけれど)再吸収されない.~(ろ過量の)わずかが再吸収される.=(ろ過量の)約半分-大部分が再吸収される.~(ろ過量の)全量が再吸収される}.また,{~生成されて分泌される.~血中から分泌される.=分泌されない}. //LEVEL:3 //RAND 高血糖(糖尿病)の患者では,尿細管で再吸収されるブドウ糖の量は,正常人 {=よりも多い.~と同等である.~よりも少ない}. //LEVEL:2 //RAND 高血糖(糖尿病)の患者では、ブドウ糖が尿管を通って(尿中に){=流出する.~正常人と同様、流出しない}。 //LEVEL:3 //RAND 尿糖が出現した患者では高血糖が考えられる. {=正.~誤} </GIFT>