泌尿器系/腎臓/腎機能の全体像/病態生理学/高血糖(糖尿病)

提供:一歩一歩
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動画と音声での説明

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腎動脈から、血漿中の水分が毎分約500 ml流入しています。糖尿病では、その中にブドウ糖が約1000 mg溶けています。


水分は約100 mlが糸球体の中からボーマン嚢へろ過されます。

ろ過された水は、ボーマン嚢から尿細管へ流出します。その中にブドウ糖が約200 mg溶けています。


ろ過されなかった約400 mlの水は、糸球体を通過し、尿細管周囲毛細血管へ移動します。その中にブドウ糖が約800 mg溶けています。


糸球体でろ過され、尿細管へ流出した約100 mlの水のうち、約99 mlが尿細管周囲毛細血管へ再吸収されます。約180 mgのブドウ糖も再吸収されます。

ろ過されたけど、再吸収されなかった約1 mlの水、ならびに約20 mgのブドウ糖は尿管へ流出します。


糸球体でろ過されず通過した400 mlの水と再吸収された99 mlの水とは、一緒になって腎静脈へ流出します。その中ににブドウ糖が、腎臓が消費した分を除くと約980 mg溶けています。



Challenge Quiz

1.

高血糖の患者では、ブドウ糖は糸球体で 微量、 ろ過される ろ過されない 大量にろ過される

2.

高血糖(糖尿病)の患者では、糸球体でろ過されるブドウ糖の量は、正常人  よりも多い よりも少ない と同等である

3.

(中等症以上の)高血糖の患者では,ブドウ糖は尿細管で  (糸球体でろ過されなかったのだから)再吸収されない (糸球体でろ過されたけれど)再吸収されない (ろ過量の)わずかが再吸収される (ろ過量の)約半分-大部分が再吸収される (ろ過量の)全量が再吸収される 。また、 生成されて分泌される 血中から分泌される 分泌されない

4.

高血糖(糖尿病)の患者では、尿細管で再吸収されるブドウ糖の量は、正常人  よりも多い と同等である よりも少ない

5.

高血糖(糖尿病)の患者では、ブドウ糖が尿管を通って(尿中に) 流出する 正常人と同様、流出しない

6.

尿糖が出現した患者では高血糖が考えられる。