内分泌系/下垂体があまり関与しないホルモン/グルカゴン・インスリン/インスリン/分泌不足などによる疾患(糖尿病)/分類/2型糖尿病/病態/膵臓の分泌不全(簡略説明)

提供:一歩一歩
2020年8月12日 (水) 18:13時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版
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POINT!

動画と音声での説明

InsulinBaselineJpn.jpg

インスリンは血糖を低下させます。インスリンは食事の前にもある一定量の生成、内分泌、血中濃度があります。

PancreasSufficiency.jpg

12時に食事したとします。食事により血糖は上昇します。インスリン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を低下させます。これらは逆の方向(青)なので、負のフィードバックはインスリンを亢進(赤)させ、血糖低下作用は強くなります。この反応は早く、30分くらいでピークになります。上昇していた血糖は2時間位でだいたい下がります。

PancreasInsufficiency.jpg

2型糖尿病では、膵臓の分泌が不全になります(不充分です)。そのため、12時に食事して、血糖が上がった場合、負のフィードバックがインスリンを亢進させるのが遅延します。ピークになるのに2,3時間かかってしまいます(しかも、そのピークは正常より小さいのです)。そのため、食事の2時間後で、血糖は高いままなのです。

Challenge Quiz

1.

2型糖尿病では、膵臓のβ細胞の分泌は 不全(不充分)である 活性化する

2.

膵臓β細胞の分泌不全によりインスリン(の生成、内分泌、血中濃度)は 極めて低下する 亢進する 食後の亢進が小さく、遅延する

3.

膵臓β細胞の分泌不全により食後の血糖値は 極めて低下する 高値になる 上昇しない