内分泌系/下垂体があまり関与しないホルモン/グルカゴン・インスリン/インスリン/分泌不足などによる疾患(糖尿病)/分類/2型糖尿病/病態/膵臓の分泌不全(簡略説明)
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POINT!
2型糖尿病では、膵臓の分泌不全のために、インスリン(の生成、内分泌、血中濃度)が遅延して小さく上昇する。 |
12時に食事したとします。食事により血糖は上昇します。インスリン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を低下させます。
これらは逆の方向(青)なので、負のフィードバックはインスリン(の生成、内分泌、血中濃度)を亢進(赤)させ、血糖低下作用は増強します。正常人ではこの反応は早く、30分くらい(時計は午後12:30)でピークになります。上昇していた血糖は元の血糖に2時間位(時計は午後2:00)でだいたい下がります。
2型糖尿病では、膵臓の分泌が不全になります(不充分です)。そのため、12時に食事して血糖が上がった場合、負のフィードバックがインスリン(の生成、内分泌、血中濃度)を亢進させるのが遅延します。ピークになるのに1.5時間位かかってしまいます(時計は午後1:30)。しかも、その亢進(赤枠の上向きの矢印)は正常(2番目の図)より小さいのです。そのため、食事の2時間後(時計は午後2:00)では血糖は高いままです。
Challenge Quiz
1.
2型糖尿病での膵臓β細胞分泌不全により、食後のインスリン(の生成、内分泌、血中濃度)亢進は 迅速になる 遅延する 。
2.
2型糖尿病での膵臓β細胞分泌不全により、食後のインスリン(の生成、内分泌、血中濃度)亢進は 迅速になる 遅延する 。
3.
2型糖尿病では、膵臓β細胞の分泌不全によりインスリン(の生成、内分泌、血中濃度)は、正常人と比べて 極めて低下する 亢進する 食後の亢進が小さく、遅延する 。
4.
2型糖尿病では、膵臓β細胞の分泌不全により食後の血糖は、正常人と比べて 極めて低下する 上昇する 食後の上昇が小さく、遅延する 。
5.
2型糖尿病では、膵臓β細胞の分泌不全により食後の血糖は、正常人と比べて 極めて低下する 上昇する 食後の上昇が小さく、遅延する 。