概論/負のフィードバック(中級編)/下り坂での自動車のエンジン

提供:一歩一歩
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POINT!
FlatBeforeDownhill-JPN.jpg

下り坂の前(ベースラインの平地)では恒常性が保たれていて、エンジン回転のスピード上昇作用は適度な強さであり、スピードも正常であるとしましょう。

DownhillBeforeMiddleFeedbacktoEngine-JPN.jpg

図の①:下り坂によりスピードは上昇します。

これは、エンジン回転のスピード上昇作用と同じ方向です。そのため、エンジン回転のスピード上昇作用の強さは、下り坂前(ベースラインの平地)では適度でしたが、上り坂で低下したスピードを戻すためにはその強さでは過剰(赤)となります。負のフィードバックによる調節が必要です。

DownhillDuringMiddleFeedbacktoEngine-JPN.jpg


図の②:エンジン回転のスピード上昇作用が下り坂前(ベースラインの平地)の強さでは過剰(赤)なので、負のフィードバックがエンジン回転を低下(青)させます。

エンジン回転のスピード上昇作用が減少し、スピードは低下します。下り坂で上昇していたスピードは逆に下り坂前(平地)の正常な(ベースラインの)スピードへ向けて低下します。