「循環器系/心臓/心室の壁、筋/心電図/投射の原則」の版間の差分

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{{Point|影絵のように投射を考える。}}
{{Point|3次元心臓ベクトルの誘導方向成分の大きさに比例して、心電図の針は振れる。}}
解説は後述
 
まず「心臓ベクトル」を想定しましょう。代表的な波であるQRS波(心室脱分極による波)として記録される「心臓ベクトル」は、厚い心室のある方向(正常人では左、下、後方)を向いています。当然、「心臓ベクトル」は左右、上下、前後成分をもつ立体でありますので、「3次元心臓ベクトル」と呼びましょう。
 
3次元心臓ベクトルが平面に投射されて生じた2次元ベクトルは、その平面に垂直な光によって生じた3次元ベクトルの影である。
誘導とは{~平面であり、影を映すスクリーンのようなもの~=直線状であり、電波を拾うアンテナのようなもの}である。
 
誘導方向の1次元心臓ベクトルの大きさが、電圧の大きさであり、心電計の針はこの電圧に比例して振れる。
 
2次元心臓ベクトルと、誘導とが{~平行~=直交}している場合、その誘導には電圧は発生せず、心電計の針も振れない。
 
誘導には、方向だけでなく極性があり、これにより心電計の針の振れ{~の大きさ~=が陽性方向か陰性方向か}が決定している。
 


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2019年6月5日 (水) 23:33時点における版

POINT!

まず「心臓ベクトル」を想定しましょう。代表的な波であるQRS波(心室脱分極による波)として記録される「心臓ベクトル」は、厚い心室のある方向(正常人では左、下、後方)を向いています。当然、「心臓ベクトル」は左右、上下、前後成分をもつ立体でありますので、「3次元心臓ベクトル」と呼びましょう。

3次元心臓ベクトルが平面に投射されて生じた2次元ベクトルは、その平面に垂直な光によって生じた3次元ベクトルの影である。 誘導とは{~平面であり、影を映すスクリーンのようなもの~=直線状であり、電波を拾うアンテナのようなもの}である。

誘導方向の1次元心臓ベクトルの大きさが、電圧の大きさであり、心電計の針はこの電圧に比例して振れる。

2次元心臓ベクトルと、誘導とが{~平行~=直交}している場合、その誘導には電圧は発生せず、心電計の針も振れない。

誘導には、方向だけでなく極性があり、これにより心電計の針の振れ{~の大きさ~=が陽性方向か陰性方向か}が決定している。


Challenge Quiz

1.

3次元心臓ベクトルが平面に投射されて生じた2次元ベクトルは、その平面に垂直な光によって生じた3次元ベクトルの影である。

2.

誘導とは 平面であり、影を映すスクリーンのようなもの 直線状であり、電波を拾うアンテナのようなもの である。

3.

誘導方向の1次元心臓ベクトルの大きさが、電圧の大きさであり、心電計の針はこの電圧に比例して振れる。

4.

2次元心臓ベクトルと、誘導とが 平行 直交 している場合、その誘導には電圧は発生せず、心電計の針も振れない。

5.

誘導には、方向だけでなく極性があり、これにより心電計の針の振れ の大きさ が陽性方向か陰性方向か が決定している。