内分泌系/下垂体があまり関与しないホルモン/カルシトニン・副甲状腺ホルモン(パラソルモン)/副甲状腺ホルモン(パラソルモン)/副甲状腺ホルモン(パラソルモン)の作用、その2

POINT!

副甲状腺ホルモン（パラソルモン）は、カルシウムの腸管からの吸収と骨からの遊離（動員、放出、破骨、「骨の吸収」）を増加させ、カルシウムの腎臓からの排泄、骨への貯蔵（沈着、骨形成、石灰化）を低下させる。

動画と音声での説明

カルシウムの腸管からの吸収と骨からの遊離（動員、放出、破骨、「骨の吸収」）は、血液＜へ＞カルシウムを移動させるので、血中カルシウム濃度を上昇させます。逆に、カルシウムの腎臓からの排泄、骨への貯蔵（沈着、骨形成、石灰化）は血液＜から＞カルシウムを移動させるので、血中カルシウム濃度を低下させます。

副甲状腺ホルモン（パラソルモン）は、カルシウムの腸管からの吸収と骨からの遊離（動員、放出、破骨、「骨の吸収」）を増加させ、逆に、カルシウムの腎臓からの排泄、骨への貯蔵（沈着、骨形成、石灰化）を低下させます。さらに、血中カルシウム上昇作用のあるビタミンＤを活性化させます。これらの作用により、血中カルシウム濃度を上昇させます。

副甲状腺ホルモン（パラソルモン）は、カルシウムの腎臓からの排泄（④）を低下させます。これは、尿細管におけるカルシウムの再吸収（④’）を増加させているためです。

Challenge Quiz

1.

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は腎臓からのカルシウム排泄を　 亢進 低下  正解!させる。

2.

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は腸管からのカルシウム吸収を　 亢進 低下  正解!させる。

3.

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は骨へのカルシウム貯蔵（沈着、骨形成、石灰化）を　 亢進 低下  正解!させる。

4.

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)は骨からのカルシウム遊離（動員、放出、破骨、「骨の吸収」）を　 亢進 低下  正解!させる。

5.

副甲状腺ホルモン(パラソルモン)はビタミンＤを 活性化 不活性化  正解!させる。