「呼吸/呼吸疾患/肺胞気動脈血酸素分圧較差」の版間の差分
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2016年6月17日 (金) 21:36時点における版
POINT!
低酸素血症においては、肺胞気動脈血酸素分圧較差を検討することが診断に有用である。 |
<意義>
低酸素血症で肺胞気動脈血酸素分圧較差が大きいと、拡散(肺胞におけるガス交換)障害などが考えられる。
低酸素血症で肺胞気動脈血酸素分圧較差が正常であれば、肺胞低換気、吸入酸素濃度の低下などが考えられる。
<計算方法>
室内気吸入状態で、最も簡単に書くと
150 - PaCO2/0.8 - PaO2 (mmHg)
で求めることができる。
室内気吸入でない場合、
713 * 吸入酸素比率 - PaCO2/0.8 - PaO2 (mmg)
<正常値>
15 mmHg以下が正常。
Challenge Quiz
1.
拡散(肺胞におけるガス交換)障害があると、肺胞気動脈血酸素分圧較差は拡大 する あまりしない 。
2.
肺胞低換気があると、肺胞気動脈血酸素分圧較差は拡大 する あまりしない 。
3.
吸入酸素濃度が低下していると、肺胞気動脈血酸素分圧較差は拡大 する あまりしない 。
4.
吸入酸素濃度が低下していると、肺胞気動脈血酸素分圧較差は拡大 する あまりしない 。
5.
室内気吸入でPaCO2 45 Torr、PaO2 75 Torrの場合、肺胞気動脈血酸素分圧較差は拡大 している あまりしていない 。
6.
室内気吸入でPaCO2 40 Torr、PaO2 90 Torrの場合、肺胞気動脈血酸素分圧較差は拡大 している あまりしていない 。