「循環器系/血管/血圧/動脈の弾性/動脈硬化症」の版間の差分
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動脈硬化症では、拡張期血圧(弛緩期の血圧)は{~上昇.=低下}している。 | |||
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2014年11月7日 (金) 10:38時点における版
動画と音声での説明: Flash形式(Win, Mac) / MP4形式(iPad)
(図上段)動脈硬化症の動脈壁には、弾性がありません。
心室が収縮して、血液が駆出されると、動脈壁が血液により内側から押され、血圧が上昇します。血圧があるので、毛細血管にも血流はあります。動脈壁に弾性がないため、動脈は拡大しません。拡大しないため、収縮期血圧は高いままです。
(図下段)心室が弛緩して、血液を駆出しなくなると、血液が動脈壁を押す力は消え、心臓による血圧はなくなり、心臓による血流はなくなってしまいます。動脈壁に弾性がないため、拡大しなかった動脈は縮小しません。縮小しないため、拡張期血圧は低いままです。
動脈の弾性の作用は、収縮期血圧の低下と、拡張期血圧の上昇でした。
動脈硬化症では、動脈の弾性が低下してしまうことが主病態です。そのため、収縮期血圧を低下させる作用がなくなり、収縮期血圧が上昇する高血圧になってしまいます。また、拡張期血圧を上昇させる作用がなくなり、拡張期血圧が低下してしまいます。
収縮期は動脈が拡張しないので血圧が高く、拡張期は動脈が収縮しないので血圧が低くなります。
Challenge Quiz
1.
動脈硬化症では、動脈壁の弾性は 増大.低下 している。
動脈硬化症では、収縮期血圧は 上昇. 低下 している。
動脈硬化症では、拡張期血圧(弛緩期の血圧)は 上昇.低下 している。