「ヘルプ:システムの概略」の版間の差分

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=== Moodle - MediaWiki 連携 ===
=== Moodle - MediaWiki 連携 ===
[[ファイル:MediaWikiとMoodleの連携.png|300px|right]]
MediaWiki単体では、学習の進捗管理等を行うことは出来ません。作成した教材をLMS(学習管理システム)で利用するために、対応形式でエクスポートする必要があります。[[Help:FirstStepExport|FirstStepExport]]拡張機能は、下記の形式によるエクスポートに対応しています。
MediaWiki単体では、学習の進捗管理等を行うことは出来ません。作成した教材をLMS(学習管理システム)で利用するために、対応形式でエクスポートする必要があります。[[Help:FirstStepExport|FirstStepExport]]拡張機能は、下記の形式によるエクスポートに対応しています。
* GIFT形式 : Moodleで一般的な小問題の形式
* GIFT形式 : Moodleで一般的な小問題の形式
* HTML形式 : WEBブラウザでそのまま閲覧可能な形式。教材テキストを含められます。Moodleでも手動で取り込む事が可能
* HTML形式 : WEBブラウザでそのまま閲覧可能な形式。教材テキストを含められます。Moodleでも手動で取り込む事が可能
* コースアーカイブ形式 : Moodleでコース情報のバックアップに利用する形式
* コースアーカイブ形式 : Moodleでコース情報のバックアップに利用する形式
* 印刷用の形式




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の2つの側面を持ちます。
の2つの側面を持ちます。
=== 3つの階層 ===
この後の説明で、「教材ユニット」「教材セット」「総目次」という用語が出て来ますが、これらは3つの階層をなしています。この3階層の関係は固定されたものであることに注意して下さい。総目次は教材セットへのリンクを含み、教材セットは教材ユニットへのリンクを含みます。教材ユニットは基本的にはリンクを含みませんが、他ユニットへのリンクを含む事も可能です(教材セットへのリンクを含むのは望ましくありません)。
* 総目次 ([[:Category:総目次]])
** 教材セット ([[:Category:目次]] または [[:Category:公式の目次]])
*** 教材ユニット


=== 教材ユニット ===
=== 教材ユニット ===
[[ファイル:教材ユニット.png|right]]
基本的に、Wikiの1ページを教材の1ユニットと考え、Wiki上でのページ追加は教材に1ユニット追加することに相当します。教材の1ユニットには、Wiki記法によるテキスト(画像・動画を含む)と、GIFT記法による小テストを含むことができます。
基本的に、Wikiの1ページを教材の1ユニットと考え、Wiki上でのページ追加は教材に1ユニット追加することに相当します。教材の1ユニットには、Wiki記法によるテキスト(画像・動画を含む)と、GIFT記法による小テストを含むことができます。


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(以後「教材ユニット」と書いた場合、このテキストと小テストを合わせたものを指すこととします)
(以後「教材ユニット」と書いた場合、このテキストと小テストを合わせたものを指すこととします)


=== 教材の階層設定 ===
==== 教材ユニットのカテゴリー設定 ====


教材にはMediaWikiのカテゴリー機能を使って、階層を付けるものとします。基本的には、MediaWikiの一般的な使用法と同じですが、教材の内容に即して説明します。
教材にはMediaWikiのカテゴリー機能を使って、階層を付けるものとします。基本的には、MediaWikiの一般的な使用法と同じですが、教材の内容に即して説明します。
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例えば、「特殊投射系」教材ユニットであれば、<nowiki>[[Category:視床]]</nowiki> と記述することで、それが「視床」カテゴリー(Category:視床)に属する説明であることを意味します。
例えば、「特殊投射系」教材ユニットであれば、<nowiki>[[Category:視床]]</nowiki> と記述することで、それが「視床」カテゴリー(Category:視床)に属する説明であることを意味します。


また、カテゴリーの階層は別途設定する必要があります。神経系>中枢神経系>脳>視床 という階層を表すには、以下のように各カテゴリーを作成した上で、上位のカテゴリーに属するよう入れ子に設定することになります。
また、カテゴリーの階層は別途設定する必要があります。神経系>中枢神経系>脳>視床 という階層を表すには、以下のように各カテゴリーを作成した上で、上位のカテゴリーに属するよう入れ子に設定することになります。なお、先に説明した、総目次-教材セット-教材ユニットの3階層と、「カテゴリー」はまったく別であり、独立していることに注意して下さい。


* Category:神経系
* Category:神経系
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※注意点として、カテゴリーは順序を持たないため、教材ユニットの並び順は階層構造と別に指定する必要があります。その方法については後述します。
※注意点として、カテゴリーは順序を持たないため、教材ユニットの並び順は階層構造と別に指定する必要があります。その方法については後述します。


=== 教材ユニットの独立性と、提示順序 ===
==== 教材ユニットの独立性と、提示順序 ====
教材ユニットはユーザによって、必要なものを組合わせて使うことが想定されるため、1ユニット毎にある程度の独立性が求められます。また、組合せた場合に、章立てが変わる必要があるためタイトルに章番号を含んではならない点に注意して下さい。医学事典の1項目のように、特定の事柄について述べていることが望ましいです。
教材ユニットはユーザによって、必要なものを組合わせて使うことが想定されるため、1ユニット毎にある程度の独立性が求められます。また、組合せた場合に、章立てが変わる必要があるためタイトルに章番号を含んではならない点に注意して下さい。医学事典の1項目のように、特定の事柄について述べていることが望ましいです。


このようにすることで、ユーザは必要な教材のみを含む「目次ページ」(後述)を作成して、大量の教材の中から自分用、あるいは自分の生徒用の「教材セット」を作ることが可能になります。
このようにすることで、ユーザは必要な教材のみを含む「目次ページ」(後述)を作成して、大量の教材の中から自分用、あるいは自分の生徒用の「教材セット」を作ることが可能になります。


また、流れの中で説明することも必要であり、標準的な体系に沿った提示順序を想定しておくことが重要となります。全項目が記載された全体目次がこれにあたり、次のようなものとなります。非常に長大になるため一部を抜粋した想定で、下記記載します。
=== 教材セット(目次) ===
複数の教材ユニットをまとめたものを、教材セットと呼ぶこととします。教材セットは、前述の「総目次」のように目次ページによって作成することができます。
 
いくつかの、公式教材セットの作成が予定されています。次の例ように対象別・分野別のセットが検討中です。
* 対象別:「医学生向け」「コメディカル学生向け」「高校生向け」など
* 分野別:「中枢神経系集中コース」など
※全一覧は、[[:Category:公式の目次]] および、 [[:Category:目次]] を参照。
 
==== 教材セットのエクスポート ====
作成された教材セットは、いくつかの形式でエクスポートすることができます( [[Help:FirstStepExport|FirstStepExport]]拡張機能 )。教材セットに含まれる教材ユニットは、
* GIFT形式 : 小テストのみ
* HTML形式 : テキストと小テスト (HTMLおよび、画像などのメディアファイルを含む)
* コースアーカイブ形式 : コース設定を含む形で、小テストとHTML形式の教材の両方
 
の形でエクスポートされます。状況に応じて、必要な形式でエクスポートしてください。
 
==== 教材セットをMoodleへインポート ====
エクスポートされた教材セットは、標準の方法でMoodleに取り込むことが可能です。
 
 
=== 総目次 ===
教材セット(目次)が比較的小さな範囲の教材ユニットを集めたものだとすれば、その教材ユニットを集めたものが「総目次」となります。
 
標準的な体系に沿った提示順序を示し、ユーザが必要とする教材セット(または教材ユニット)を見つけやすくするのが目的です。非常に長大になるため、一部を抜粋すると次のようになります。「3つの階層」の節で説明したように、総目次-教材セット-教材ユニットの3階層は固定されているので、見通しのつきやすさを実現させるためには、総目次や目次(教材セット)ページで見かけ上の「インデント」をつけ、うまく整理する事が重要です。


==== 全体目次 ====
<pre>
<pre>
  [[Category:公式教材セット]]
  [[Category:総目次]]
  # 概論
  # 概論
  ## イントロダクション
  ## イントロダクション
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</pre>
</pre>


=== 教材セット(目次ページ)の作成 ===
現在、提供されている総目次は、下記の通りです。
複数の教材ユニットをまとめたものを、教材セットと呼ぶこととします。教材セットは、前述の「全体目次」のように目次ページによって作成することができます。
* [[一歩一歩学ぶ生命科学]] (メインページ)
* [[一歩一歩学ぶ脳科学]]
 
※全一覧は、[[:Category:総目次]] を参照。
 
 
== 利用のシナリオ(2) - 教材公開 ==
本件では、学習進捗管理システムとしてMoodleとの併用を想定していますが、MediaWikiの本来的な利用方法として、医学事典のように用いることが可能です。ユーザは、各種の教材セットのページを閲覧し、指定された順序に従いテキストを読み進め、小テストを通じて理解を深めて行くことができます。
 
=== 公開範囲とユーザ権限 ===
Wikiへアクセスするユーザとして、
 
* 匿名ユーザ
* ログインユーザ
 
の2つを想定します。現在、ja.physiology1.org では、編集権限を持つの後者だけです。また、管理者のみが新規ログインユーザを追加することができます。なお、匿名ユーザ(一般閲覧者)は、前述の「エクスポート」などの機能は利用出来ず、医学事典としての利用に制限されています。


いくつかの、公式教材セットの作成が予定されています。次の例ように対象別・分野別のセットが検討中です。
* 対象別:「医学生向け」「コメディカル学生向け」「高校生向け」など
* 分野別:「中枢神経系集中コース」など


== 利用のシナリオ(3) - 教材運用 ==
教材は、主にMoodleで運用される事が想定されていますが、MediaWikiからの印刷出力にも対応するため、紙媒体の教科書作成など幅広い運用が可能です。
=== Moodle ===
Moodleによる学習管理を実施するには、教材を次のいずれかの方法で取り込みます。
# GIFT形式 : 問題バンクへのデータの取込み (Moodle側で小テストの設定をする場合はこの方法)
# HTML形式 : コースへの教材テキストの取込み (Moodle側でコース設定をする場合はこの方法)
# コースバックアップ形式 : 教材セット(目次)の内容を全体を取込み (多くのケースでは、こちらを利用します)
従来、GIFT形式・HTML形式だけでは手作業での登録作業が非常に煩雑でした。コースバックアップ形式に対応した事で、教材テキストと小テストの両方を一気に取り込むことができるようになり、教員負担が大きく軽減されました。また、一旦取り込んでしまえば、小テストの問題は問題バンクにも登録されていますので、必要に応じて「期末試験」などを追加で登録することもできます。


=== 教材セットのエクスポート ===
※コースバックアップ形式については、[[Help:FirstStepExport|FirstStepExport]]のバージョン2で対応しました。
作成された教材セットは、いくつかの形式でエクスポートすることができます( [[Help:FirstStepExport|FirstStepExport]]拡張機能 )。教材セットに含まれる教材ユニットは、
* GIFT形式 : 小テストのみ
* HTML形式 : テキストと小テスト (HTMLおよび、画像などのメディアファイルを含む)
* コースアーカイブ形式 : コース設定を含む形で、小テストとHTML形式の教材の両方


の形でエクスポートされます。状況に応じて、必要な形式でエクスポートしてください。


=== 教材セットをMoodleへインポート ===
=== 印刷・出版 ===
エクスポートされた教材セットは、標準の方法でMoodleに取り込むことが可能です。
授業における副教材や、教科書の作成を想定して、MediaWikiから印刷用の出力が可能です。現在のところ、出力後の編集の利便性からHTML形式となっています。


※印刷用出力については、[[Help:FirstStepExport|FirstStepExport]]のバージョン3で対応しました。


== 利用のシナリオ(2) - 教材公開 ==
※PDF・TeX・Word形式になどについては検討中です。
本件では、学習進捗管理システムとしてMoodleとの併用を想定していますが、進捗管理が必要ない場合、MediaWikiの公開機能も利用可能です。MediaWikiで構成されたサイトを訪れたユーザは、各種の教材セットのページを閲覧可能です。ユーザは指定された順序に従いテキストを読み進めて行き、小テストを通じて理解を深めて行くことができます。


また、MediaWikiの本来的な利用方法として、医学事典として本教材を利用することも可能です。
Moodleに関しても、印刷機能が強化されています。オンライン学習に強いMoodleですが、標準では紙ベースのテストに関してはほとんどサポートがありません。[[Help:FirstStepQuizPrint|FirstStepQuizPrint]]は、既存の小テスト(Quiz)についてシンプルなテスト用紙の印刷機能を追加する「[http://docs.moodle.org/en/Development:Blocks ブロック(block)]」です。なお、Moodle1.9系には未対応です。利用にあたっては、Moodle2.0系が必要となります。

2011年3月28日 (月) 10:54時点における最新版

FirstStepシステムは、

  • 教材作成の基盤 : MediaWiki
  • 学習管理の基盤 : Moodle

という2つのオープンソース資産を活用したシステムとなっています。このページでは、システム概要から利用シナリオまでを説明します。

システム概要

MediaWikiで多人数による教材作成システム

Wikipediaで使われるシステムとして有名なMediaWikiですが、複数の教員による教材編纂にも非常に有効です。教育用のシステムとしては、小テストを含められないのが大きな欠点でしたが、FirstStepGift拡張機能により、Moodleで一般に使われる問題形式のサポートを実現しています。

Moodle - MediaWiki 連携

MediaWikiとMoodleの連携.png

MediaWiki単体では、学習の進捗管理等を行うことは出来ません。作成した教材をLMS(学習管理システム)で利用するために、対応形式でエクスポートする必要があります。FirstStepExport拡張機能は、下記の形式によるエクスポートに対応しています。

  • GIFT形式 : Moodleで一般的な小問題の形式
  • HTML形式 : WEBブラウザでそのまま閲覧可能な形式。教材テキストを含められます。Moodleでも手動で取り込む事が可能
  • コースアーカイブ形式 : Moodleでコース情報のバックアップに利用する形式
  • 印刷用の形式


利用のシナリオ(1) - 教材作成

サーバとプログラムのセットアップ(Help:セットアップ)をした後、システムの利用を開始します。本システムにおいて、MediaWikiは、

  1. 教材作成プラットフォーム
  2. 学習サイト・医学事典サイト

の2つの側面を持ちます。

3つの階層

この後の説明で、「教材ユニット」「教材セット」「総目次」という用語が出て来ますが、これらは3つの階層をなしています。この3階層の関係は固定されたものであることに注意して下さい。総目次は教材セットへのリンクを含み、教材セットは教材ユニットへのリンクを含みます。教材ユニットは基本的にはリンクを含みませんが、他ユニットへのリンクを含む事も可能です(教材セットへのリンクを含むのは望ましくありません)。


教材ユニット

教材ユニット.png

基本的に、Wikiの1ページを教材の1ユニットと考え、Wiki上でのページ追加は教材に1ユニット追加することに相当します。教材の1ユニットには、Wiki記法によるテキスト(画像・動画を含む)と、GIFT記法による小テストを含むことができます。

右図のように上部にテキスト、下部に小テストというのが、教材ユニットの基本構成となります。

(以後「教材ユニット」と書いた場合、このテキストと小テストを合わせたものを指すこととします)

教材ユニットのカテゴリー設定

教材にはMediaWikiのカテゴリー機能を使って、階層を付けるものとします。基本的には、MediaWikiの一般的な使用法と同じですが、教材の内容に即して説明します。

例えば、「特殊投射系」教材ユニットであれば、[[Category:視床]] と記述することで、それが「視床」カテゴリー(Category:視床)に属する説明であることを意味します。

また、カテゴリーの階層は別途設定する必要があります。神経系>中枢神経系>脳>視床 という階層を表すには、以下のように各カテゴリーを作成した上で、上位のカテゴリーに属するよう入れ子に設定することになります。なお、先に説明した、総目次-教材セット-教材ユニットの3階層と、「カテゴリー」はまったく別であり、独立していることに注意して下さい。

  • Category:神経系
    • Category:中枢神経系
      • Category:脳
        • Category:視床

※注意点として、カテゴリーは順序を持たないため、教材ユニットの並び順は階層構造と別に指定する必要があります。その方法については後述します。

教材ユニットの独立性と、提示順序

教材ユニットはユーザによって、必要なものを組合わせて使うことが想定されるため、1ユニット毎にある程度の独立性が求められます。また、組合せた場合に、章立てが変わる必要があるためタイトルに章番号を含んではならない点に注意して下さい。医学事典の1項目のように、特定の事柄について述べていることが望ましいです。

このようにすることで、ユーザは必要な教材のみを含む「目次ページ」(後述)を作成して、大量の教材の中から自分用、あるいは自分の生徒用の「教材セット」を作ることが可能になります。

教材セット(目次)

複数の教材ユニットをまとめたものを、教材セットと呼ぶこととします。教材セットは、前述の「総目次」のように目次ページによって作成することができます。

いくつかの、公式教材セットの作成が予定されています。次の例ように対象別・分野別のセットが検討中です。

  • 対象別:「医学生向け」「コメディカル学生向け」「高校生向け」など
  • 分野別:「中枢神経系集中コース」など

※全一覧は、Category:公式の目次 および、 Category:目次 を参照。

教材セットのエクスポート

作成された教材セットは、いくつかの形式でエクスポートすることができます( FirstStepExport拡張機能 )。教材セットに含まれる教材ユニットは、

  • GIFT形式 : 小テストのみ
  • HTML形式 : テキストと小テスト (HTMLおよび、画像などのメディアファイルを含む)
  • コースアーカイブ形式 : コース設定を含む形で、小テストとHTML形式の教材の両方

の形でエクスポートされます。状況に応じて、必要な形式でエクスポートしてください。

教材セットをMoodleへインポート

エクスポートされた教材セットは、標準の方法でMoodleに取り込むことが可能です。


総目次

教材セット(目次)が比較的小さな範囲の教材ユニットを集めたものだとすれば、その教材ユニットを集めたものが「総目次」となります。

標準的な体系に沿った提示順序を示し、ユーザが必要とする教材セット(または教材ユニット)を見つけやすくするのが目的です。非常に長大になるため、一部を抜粋すると次のようになります。「3つの階層」の節で説明したように、総目次-教材セット-教材ユニットの3階層は固定されているので、見通しのつきやすさを実現させるためには、総目次や目次(教材セット)ページで見かけ上の「インデント」をつけ、うまく整理する事が重要です。

 [[Category:総目次]]
 # 概論
 ## イントロダクション
 ..省略..
 # 神経系
 ## 総論(神経系)
 ### 全体像(神経系)
 #### [[神経系の役割]]
 #### [[脳のユニークな位置づけ]]
 ..省略..
 ## 中枢神経系
 ### 脊髄
 .. 省略 ..
 ### 脳
 #### 延髄
 #### 橋
 #### 中脳
 #### 視床下部
 #### 視床
 ##### [[視床の分類と機能]]
 ##### [[特殊投射系]]
 ##### [[非特殊投射系]]
 ####小脳
 .. 省略 ..

現在、提供されている総目次は、下記の通りです。

※全一覧は、Category:総目次 を参照。


利用のシナリオ(2) - 教材公開

本件では、学習進捗管理システムとしてMoodleとの併用を想定していますが、MediaWikiの本来的な利用方法として、医学事典のように用いることが可能です。ユーザは、各種の教材セットのページを閲覧し、指定された順序に従いテキストを読み進め、小テストを通じて理解を深めて行くことができます。

公開範囲とユーザ権限

Wikiへアクセスするユーザとして、

  • 匿名ユーザ
  • ログインユーザ

の2つを想定します。現在、ja.physiology1.org では、編集権限を持つの後者だけです。また、管理者のみが新規ログインユーザを追加することができます。なお、匿名ユーザ(一般閲覧者)は、前述の「エクスポート」などの機能は利用出来ず、医学事典としての利用に制限されています。


利用のシナリオ(3) - 教材運用

教材は、主にMoodleで運用される事が想定されていますが、MediaWikiからの印刷出力にも対応するため、紙媒体の教科書作成など幅広い運用が可能です。

Moodle

Moodleによる学習管理を実施するには、教材を次のいずれかの方法で取り込みます。

  1. GIFT形式 : 問題バンクへのデータの取込み (Moodle側で小テストの設定をする場合はこの方法)
  2. HTML形式 : コースへの教材テキストの取込み (Moodle側でコース設定をする場合はこの方法)
  3. コースバックアップ形式 : 教材セット(目次)の内容を全体を取込み (多くのケースでは、こちらを利用します)

従来、GIFT形式・HTML形式だけでは手作業での登録作業が非常に煩雑でした。コースバックアップ形式に対応した事で、教材テキストと小テストの両方を一気に取り込むことができるようになり、教員負担が大きく軽減されました。また、一旦取り込んでしまえば、小テストの問題は問題バンクにも登録されていますので、必要に応じて「期末試験」などを追加で登録することもできます。

※コースバックアップ形式については、FirstStepExportのバージョン2で対応しました。


印刷・出版

授業における副教材や、教科書の作成を想定して、MediaWikiから印刷用の出力が可能です。現在のところ、出力後の編集の利便性からHTML形式となっています。

※印刷用出力については、FirstStepExportのバージョン3で対応しました。

※PDF・TeX・Word形式になどについては検討中です。

Moodleに関しても、印刷機能が強化されています。オンライン学習に強いMoodleですが、標準では紙ベースのテストに関してはほとんどサポートがありません。FirstStepQuizPrintは、既存の小テスト(Quiz)についてシンプルなテスト用紙の印刷機能を追加する「ブロック(block)」です。なお、Moodle1.9系には未対応です。利用にあたっては、Moodle2.0系が必要となります。