WikiLink/電解質と体液/肺、腎による酸性物質の排出と血漿緩衝系のはたらき/重炭酸緩衝系の基本的作用/血中のCO2濃度が上昇

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POINT!
04378.jpg

(肺炎などにより)肺機能が低下する(血中から外へのCO2の移動の線が細くなる)と動脈血中のCO2が増大します。これが下表(1行目)の「動脈血に最初に起こる変化」です。


BB-hypovent.jpg

この際(表の2行目)、重炭酸緩衝系は、 H+ ← CO2 ( H+ + HCO3- ← H2O + CO2 )の方向に作用します。この化学反応は、CO2を減少させるので、「最初の増減を打ち消す方向」です。


04379.jpg

上記の2つのステップの総和は左図のようになります。


変化の前 H+ ←→ CO2
動脈血に最初に起こる変化   ↑↑
重炭酸緩衝系の作用↑   ↓
総和←→ ↑


Challenge Quiz

1.

CO2の増大に対して重炭酸緩衝系が作用すると、H+増大 減少 する。

2.

図の変化に対し、重炭酸緩衝系は  H+ ← CO2 (正確には、H+ + HCO3- ← H2O + CO2) H+ → CO2 (正確には、H+ + HCO3-  → H2O + CO2) の方向に作用する。

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