電解質と体液/体液分画、電解質と体液の関係/電解質、体液分画、血圧の変動

提供:一歩一歩
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原則としては...


  1. 前ステップの表のごとく、Na+は細胞外液の主たる電解質であり、細胞内にはあまり入らない。
  2. (血しょうを含む)細胞外液の浸透圧は主にNaClに依存する。
  3. 細胞内外での浸透圧差が生じると、相対的に低張な方から高張な方へ水が移動する。これにより浸透圧差はなくなる。
  4. (血しょうを含む)細胞外液量が大きく増大・減少すると、血圧は上昇・下降する。


では、体が細胞外液の主な電解質であるNa+を摂取・喪失した場合、また、水分を大量に摂取・喪失した場合をそれぞれ考えてみましょう。


要するに、体内の塩分量が血圧を決める、とまとめられます。塩分量が増えると血圧が上昇し、塩分を失うと、血圧も低下します。単なる水分(真水)では、このような動きはありません。真水を飲んでも血圧は(あまり)上昇せず、真水を失っても血圧は(あまり)低下しません。


Challenge Quiz

1.

塩分を摂取すると血圧は 低下する あまり変わらない 上昇する

2.

塩分を喪失すると血圧は 低下する あまり変わらない 上昇する

3.

水分を摂取すると血圧は 低下する あまり変わらない 上昇する

4.

水分を喪失すると血圧は 低下する あまり変わらない 上昇する