血液・骨髄・リンパ系/防御システム・白血球/イントロ/体内の非自己に対する固有の防御システム:記憶

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POINT!

動画と音声での説明

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獲得(適応)免疫、特異的免疫は記憶するのです。すなわち、ある非自己(異物)に対していったん抗体を生成(産生)すると、その非自己(異物)が消滅して時間がたった後も、その非自己(異物)に対する抗体を少量、生成しつづけます。このような状態を「感作された」といいます。

<2度目の侵入>

箱型細菌は1度、ある人体に侵入したら、2度とは来ない...なんてことは当然ありません。1度目の侵入で感作された人体に同じ箱型細菌が2度目の侵入をはたした、としましょう。

<2度目の侵入に対する免疫応答>

ある非自己(異物)に対して感作されていると、2回目にその非自己(異物)が入ってくると、1回目よりも多くの抗体が生成(産生)されます。これは1回目より効率の高い防御です。

1回目の侵入に対しては抗体が3つ生成され、箱型細菌は90度横転しただけなのに、2回目の侵入に対しては8つの抗体が生成され、細菌は180度回転したイラストになっています。

この性質を利用したのが予防接種です。



Challenge Quiz

1.

ある特定の異物の2回目の侵入に対して生成される抗体の量は、1回目の量よりも 少ない 同じ 多い

2.

ある特定の異物の2回目の侵入に対して生成される抗体の量は、1回目の量よりも 少ない 同じ 多い

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3.

ある特定の非自己(異物)に対する2回目の免疫応答(防御)は、1回目 よりも弱い と同じレベル よりも強い

4.

ある特定の非自己(異物)に対する2回目の免疫応答(防御)は、1回目 よりも弱い と同じレベル よりも強い

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