神経系/中枢神経系/脳/小脳
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協調的な運動と姿勢の調節とが行なわれています.協調的な動きとは,太極拳の動きやテニスのスイングのように,多くの筋肉が一連の収縮・弛緩パターンを示すことで遂行される体全体の動きです.大脳基底核でコントロールされる協調運動より速い動きが小脳の制御を受けています.また,小脳は中脳,大脳基底核と同様,姿勢の制御を行なっています.
機能障害時の症状:企図振戦(随意運動時におこるふるえ)と個々の筋の運動がバラバラになる反復運動障害(手の回内,回外を速やかにくり返す事ができません.両手をひろげた位置から指で鼻を指すことができない)とが特徴的です.
Challenge Quiz
1.
小脳では 速い 遅い 協調運動の調節が行われている.
2.
小脳の障害により企図振戦,協調運動障害,平衡異常がみとめられる. 正 誤
3.
小脳の障害により特徴的な症状は 企図振戦 不随意運動 である.
4.
企図振戦は 小脳 大脳基底核 障害の特徴的な症状である.