ストレス/副腎皮質系の変化
ナビゲーションに移動
検索に移動
POINT!
ストレス時には副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンの分泌が亢進し、そのために、副腎皮質刺激ホルモン、副腎皮質ホルモンの分泌が亢進する。 |
1.視床下部からのCRH分泌が亢進した場合(ストレスに対する糖質コルチコイド分泌上昇はこの機序による。この機序によるCushing症候群はあまりない):CRHの高い血中濃度に依存してACTHの分泌が亢進し、さらに、ACTHの高い血中濃度に依存して糖質コルチコイド(副腎皮質ホルモン)の分泌と血中濃度が亢進/上昇する。糖質コルチコイド(副腎皮質ホルモン)の血中濃度が高いことと、ACTHの血中濃度が高いことは、CRHの分泌を、負のフィードバックにより、抑制する。しかし、第1章/ホルモン生産性(ホルモン産生)腫瘍/法則3にあるとおり、このフィードバックは作用せず、CRHの分泌亢進は続く。また、糖質コルチコイド(副腎皮質ホルモン)の血中濃度が高いことは、下垂体前葉からのACTH分泌を、負のフィードバックにより、抑制する。下垂体前葉に異常があるわけではなく、負のフィードバックは作用しそうであるが、CRHの血中濃度が高濃度であることの方が作用として大きく、ACTHの分泌、血中濃度は亢進/上昇する。
Challenge Quiz
1.
ストレス時、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンの分泌、血中濃度は 上昇 低下 する。
2.
ストレス時、副腎皮質刺激ホルモンの分泌、血中濃度は 上昇 低下 する。
3.
ストレス時、副腎皮質ホルモンの分泌、血中濃度は 上昇 低下 する。