塩分摂取などにより血圧が上昇します。
塩分摂取による血圧上昇は、レニンによる血圧上昇の「結果」が多すぎる状態であり、調節が必要です。「結果」が多い場合、負のフィードバックでは、結果を促進する原因を少なくします。つまり、レニンの生成、内分泌は低下します。そのため、アンジオテンシンIは低下し、アンジオテンシンIIも低下、アルドステロンも低下します。さらに、血管平滑筋の収縮も低下し、Na+の再吸収も低下します。これらの調節により、血圧はセットポイントへ向けて戻ります。
塩分摂取は血圧上昇の促進要因であり、これに対して、レニンの生成、内分泌による血圧上昇の促進を少なくする調節により、血圧のホメオスターシスを保っているわけです。