ABO式血液型を決定する遺伝子(対立遺伝子であるA遺伝子、B遺伝子)の座は(相同染色体で対になっている)9番(常)染色体にあり、人によってAA、AB、AO、BB、BO、OOの6通りの遺伝子型がある。 |
9番染色体は常染色体であり、男女に関係なく(生殖細胞ではない)体細胞には(相同染色体ですので)対で2本ずつ含まれる のです。 また、 ABO式血液型を決定する遺伝子には、A遺伝子、B遺伝子と複数種類あり 、さらに、 座に遺伝子が入っているとは限らないのです。
そのため、男女とも、体細胞には、ABO式血液型を決定する遺伝子の座は2つあり、それぞれにA遺伝子が入っている、B遺伝子が入っている、いずれも入っていない可能性があるわけですから、人によって遺伝子の組み合わせは下記の6通りあります。
それぞれ、遺伝子の組み合わせ(遺伝子型)は、
9番染色体上の、ABO式血液型を決定 する遺伝子の座に入っている遺伝子 | 遺伝子型 | |
---|---|---|
一方の座 | もう一方の座 | |
A遺伝子 | A遺伝子 | AA |
A遺伝子 | B遺伝子 | AB |
A遺伝子 | A遺伝子もB遺伝子も 入っていない | AO |
B遺伝子 | B遺伝子 | BB |
B遺伝子 | A遺伝子もB遺伝子も 入っていない | BO |
A遺伝子もB遺伝子も 入っていない | A遺伝子もB遺伝子も 入っていない | OO |
と表現されます。前の図と対応させて、理解しておきましょう。
ABO式血液型を決定する遺伝子の座は、 常染色体 性染色体 にある。
ABO式血液型を決定する遺伝子の座がある9番染色体は、ヒトの(生殖細胞ではない)体細胞に 1 2 11 22 23 44 46 本ある。
ABO式血液型を決定する遺伝子の座に入り得る遺伝子は、 1種類 複数種類 ある。
ABO式血液型を決定する遺伝子の座には、A遺伝子かB遺伝子かが 必ず入っている 必ず入っているわけではない 。
ABO式血液型を決定する遺伝子の組み合わせ(遺伝子型)は、ヒトにおいて、 1 2 3 4 6 8 22 44 46 92 通りある。