「泌尿器系/腎臓/腎機能の全体像/尿生成における主な2つの過程/たんぱく質」の版間の差分

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[[Category:泌尿器系|ヒニョウキケイ]]
{{Point|たんぱく質はろ過されず、尿中に排出されない。}}
動画と音声での説明:: [[メディア:04685.swf|Flash形式]](Win, Mac) / [[メディア:04686.m4v|MP4形式]](iPad)
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毎分、腎動脈から、血漿中の水分が約500 mL流入しています。その中にたんぱく質が約35 g入っています。100 mLの中にはたんぱく質が約7 g入っています。
腎動脈から、血漿中の水分が毎分約500 ml流入しています。その中にたんぱく質が約35 g入っています。水分は約100 mlが糸球体の中からボーマン嚢へろ過されます。
水分は約100 mLが糸球体の中からボーマン嚢へろ過されます。ろ過された水は、ボーマン嚢から尿細管へ流出します。その中にたんぱく質は入っていません。7 gのたんぱく質はろ過されないのです。
 
尿細管へ流出したこの約100 mLの水のうち、約99 mLが尿細管周囲毛細血管へ再吸収されます。
ろ過された水は、ボーマン嚢から尿細管へ流出します。その中にたんぱく質は入っていません。たんぱく質はろ過されないのです。 
ろ過されたけれど、再吸収されなかった約1 mLの水は尿管へ流出します。たんぱく質はろ過されなかったのですから、当然、尿管へ流出しません。
 
<br clear=all>
ろ過されなかった約400 mlの水は、糸球体を通過し、尿細管周囲毛細血管へ移動します。その中にたんぱく質が約28 g溶けています。先ほどの7グラムと合わせると、35 gがろ過されず通過することになります。 
[[メディア:たんぱく質.mp4|動画と音声での説明]]<br>
 
ろ過されなかった400 mLの水と、その中のたんぱく質28 gは、糸球体を通過し、尿細管周囲毛細血管へ移動します。結局、ろ過されないのは、水分400 mL、ならびに、たんぱく質は28 gと7 gとの合計35 gです。
糸球体でろ過され、尿細管へ流出した約100 mlの水のうち、約99 mlが尿細管周囲毛細血管へ再吸収されます。 
この400 mLの水と再吸収された99 mLの水とは、一緒になって腎静脈へ流出します。その中にたんぱく質が、約35 g入っています。
 
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ろ過されたけど、再吸収されなかった約1 mlの水は尿管へ流出します。 
 
糸球体でろ過されず通過した400 mlの水と再吸収された99 mlの水とは、一緒になって腎静脈へ流出します。その中にたんぱく質が、約35グラム入っています。 
 
 
 
 
{{QuizTitle}}
{{QuizTitle}}
<GIFT>
<GIFT>
::チャレンジクイズ::
//LEVEL:2
//LEVEL:2
//RAND
//RAND
たんぱく質は、正常人では、腎臓でろ過(こしとり){~される.=されない} 。
たんぱく質は、正常人では、腎臓でろ過{~される~=されない} 。
//LEVEL:3
 
//LEVEL:1
//RAND
//RAND
正常な腎臓では、たんぱく質は、尿細管で{=(糸球体でろ過されず)再吸収されない.~(糸球体でろ過されたけれど)再吸収されない.~(ろ過量の)約1%が再吸収される.~(ろ過量の)約1/3が再吸収される.~(ろ過量の)約2/3が再吸収される.~(ろ過量の)約99%が再吸収される.~(ろ過量の)全量が再吸収される}。
たんぱく質は、正常人では、腎臓でろ過{~される~=されない} 。
[[画像:nephron-protein-dynamics.jpg|400px]]


//LEVEL:3
正常な腎臓では、たんぱく質は、尿細管で{=(糸球体でろ過されず)再吸収されない~(糸球体でろ過されたけれど)再吸収されない~(ろ過量の)約1%が再吸収される~(ろ過量の)約1/3が再吸収される~(ろ過量の)約2/3が再吸収される~(ろ過量の)約99%が再吸収される~(ろ過量の)全量が再吸収される}。


//LEVEL:2
//LEVEL:2
//RAND
//RAND
(小さい)たんぱく質は、正常人では、(尿中に){~流出する.=流出しない} 。
(小さい)たんぱく質は、正常人では、(尿中に){~流出する~=流出しない} 。
//LEVEL:2
 
//LEVEL:1
//RAND
(小さい)たんぱく質は、正常人では、(尿中に){~流出する~=流出しない} 。
[[画像:nephron-protein-dynamics.jpg|400px]]
 
//LEVEL:3
//RAND
//RAND
たんぱく質は、腎臓(の尿細管)で{~再吸収される.=再吸収されない} 。
たんぱく質は、腎臓(の尿細管)で{~再吸収される~=再吸収されない} 。
 
</GIFT>
</GIFT>

2024年1月17日 (水) 14:22時点における最新版

POINT!

動画と音声での説明
Nephron-protein-dynamics.jpg
毎分、腎動脈から、血漿中の水分が約500 mL流入しています。その中にたんぱく質が約35 g入っています。100 mLの中にはたんぱく質が約7 g入っています。 水分は約100 mLが糸球体の中からボーマン嚢へろ過されます。ろ過された水は、ボーマン嚢から尿細管へ流出します。その中にたんぱく質は入っていません。7 gのたんぱく質はろ過されないのです。 尿細管へ流出したこの約100 mLの水のうち、約99 mLが尿細管周囲毛細血管へ再吸収されます。 ろ過されたけれど、再吸収されなかった約1 mLの水は尿管へ流出します。たんぱく質はろ過されなかったのですから、当然、尿管へ流出しません。
動画と音声での説明
ろ過されなかった400 mLの水と、その中のたんぱく質28 gは、糸球体を通過し、尿細管周囲毛細血管へ移動します。結局、ろ過されないのは、水分400 mL、ならびに、たんぱく質は28 gと7 gとの合計35 gです。 この400 mLの水と再吸収された99 mLの水とは、一緒になって腎静脈へ流出します。その中にたんぱく質が、約35 g入っています。

Challenge Quiz

1.

たんぱく質は、正常人では、腎臓でろ過 される されない

2.

たんぱく質は、正常人では、腎臓でろ過 される されない

/wiki/images/4/40/Nephron-protein-dynamics.jpg
3.

正常な腎臓では、たんぱく質は、尿細管で (糸球体でろ過されず)再吸収されない (糸球体でろ過されたけれど)再吸収されない (ろ過量の)約1%が再吸収される (ろ過量の)約1/3が再吸収される (ろ過量の)約2/3が再吸収される (ろ過量の)約99%が再吸収される (ろ過量の)全量が再吸収される

4.

(小さい)たんぱく質は、正常人では、(尿中に) 流出する 流出しない

5.

(小さい)たんぱく質は、正常人では、(尿中に) 流出する 流出しない

/wiki/images/4/40/Nephron-protein-dynamics.jpg
6.

たんぱく質は、腎臓(の尿細管)で 再吸収される 再吸収されない