「泌尿器系/腎臓/腎機能の全体像/尿生成における主な2つの過程/たんぱく質」の版間の差分

提供:一歩一歩
ナビゲーションに移動 検索に移動
(ページの作成: ヒニョウキケイ 動画と音声での説明:: Flash形式(Win, Mac) / MP4形式(iPad...)
 
編集の要約なし
 
(2人の利用者による、間の41版が非表示)
1行目: 1行目:
[[Category:泌尿器系|ヒニョウキケイ]]
{{Point|たんぱく質はろ過されず、尿中に排出されない。}}
動画と音声での説明:: [[メディア:02155.swf|Flash形式]](Win, Mac) / [[メディア:03452.m4v|MP4形式]](iPad)
[[メディア:たんぱく質_100ml.mp4|動画と音声での説明]]<br>
 
[[ファイル:nephron-protein-dynamics.jpg|671px]]
 
[[ファイル:02161.jpg|alt=02161.jpg|left|400px]]
 
毎分、水分100 mlがろ過されています。水分100 mlにたんぱく質は7グラムくらい溶けていますが、たんぱく質は大きいので、正常人では、ろ過(こし取り)されません。
 
<br style="clear:both;" />
<br style="clear:both;" />
 
毎分、腎動脈から、血漿中の水分が約500 mL流入しています。その中にたんぱく質が約35 g入っています。100 mLの中にはたんぱく質が約7 g入っています。
 
水分は約100 mLが糸球体の中からボーマン嚢へろ過されます。ろ過された水は、ボーマン嚢から尿細管へ流出します。その中にたんぱく質は入っていません。7 gのたんぱく質はろ過されないのです。
[[ファイル:02162.jpg|alt=02162.jpg|left|400px]]
尿細管へ流出したこの約100 mLの水のうち、約99 mLが尿細管周囲毛細血管へ再吸収されます。
 
ろ過されたけれど、再吸収されなかった約1 mLの水は尿管へ流出します。たんぱく質はろ過されなかったのですから、当然、尿管へ流出しません。
(ろ過されなかったからではないのですが)再吸収出来ません 。
<br clear=all>
このような過程があるので、タンパク質は、尿中には出現しません。
[[メディア:たんぱく質.mp4|動画と音声での説明]]<br>
 
ろ過されなかった400 mLの水と、その中のたんぱく質28 gは、糸球体を通過し、尿細管周囲毛細血管へ移動します。結局、ろ過されないのは、水分400 mL、ならびに、たんぱく質は28 gと7 gとの合計35 gです。
この400 mLの水と再吸収された99 mLの水とは、一緒になって腎静脈へ流出します。その中にたんぱく質が、約35 g入っています。
<br style="clear:both;" />
<br style="clear:both;" />
{{QuizTitle}}
{{QuizTitle}}
<GIFT>
<GIFT>
::チャレンジクイズ::
//LEVEL:2
//LEVEL:2
//RAND
//RAND
たんぱく質は、正常人では、腎臓でろ過(こしとり){される.=されない} 。
たんぱく質は、正常人では、腎臓でろ過{~される~=されない} 。
 
//LEVEL:1
//RAND
たんぱく質は、正常人では、腎臓でろ過{~される~=されない} 。
[[画像:nephron-protein-dynamics.jpg|400px]]
 
//LEVEL:3
//LEVEL:3
正常な腎臓では、たんぱく質は、尿細管で{=(糸球体でろ過されず)再吸収されない~(糸球体でろ過されたけれど)再吸収されない~(ろ過量の)約1%が再吸収される~(ろ過量の)約1/3が再吸収される~(ろ過量の)約2/3が再吸収される~(ろ過量の)約99%が再吸収される~(ろ過量の)全量が再吸収される}。
//LEVEL:2
//RAND
//RAND
タンパク質は、尿細管で {=(糸球体でろ過されなかったのだから)再吸収されない.~(糸球体でろ過されたけれど)再吸収されない.~(ろ過量の)わずかが再吸収される.~(ろ過量の)約半分が再吸収される.~(ろ過量の)大部分が再吸収される.~(ろ過量の)全量が再吸収される} 。また、{~生成されて分泌される.~血中から分泌される.=分泌されない} 。
(小さい)たんぱく質は、正常人では、(尿中に){~流出する~=流出しない} 。
//LEVEL:2
 
//LEVEL:1
//RAND
//RAND
(小さい)たんぱく質は、正常人では、(尿中に){~流出する.=流出しない} 。
(小さい)たんぱく質は、正常人では、(尿中に){~流出する~=流出しない} 。
//LEVEL:2
[[画像:nephron-protein-dynamics.jpg|400px]]
 
//LEVEL:3
//RAND
//RAND
たんぱく質は、腎臓(の尿細管)で{~再吸収される.=再吸収されない} 。
たんぱく質は、腎臓(の尿細管)で{~再吸収される~=再吸収されない} 。
 
</GIFT>
</GIFT>

2024年1月17日 (水) 14:22時点における最新版

POINT!

動画と音声での説明
Nephron-protein-dynamics.jpg
毎分、腎動脈から、血漿中の水分が約500 mL流入しています。その中にたんぱく質が約35 g入っています。100 mLの中にはたんぱく質が約7 g入っています。 水分は約100 mLが糸球体の中からボーマン嚢へろ過されます。ろ過された水は、ボーマン嚢から尿細管へ流出します。その中にたんぱく質は入っていません。7 gのたんぱく質はろ過されないのです。 尿細管へ流出したこの約100 mLの水のうち、約99 mLが尿細管周囲毛細血管へ再吸収されます。 ろ過されたけれど、再吸収されなかった約1 mLの水は尿管へ流出します。たんぱく質はろ過されなかったのですから、当然、尿管へ流出しません。
動画と音声での説明
ろ過されなかった400 mLの水と、その中のたんぱく質28 gは、糸球体を通過し、尿細管周囲毛細血管へ移動します。結局、ろ過されないのは、水分400 mL、ならびに、たんぱく質は28 gと7 gとの合計35 gです。 この400 mLの水と再吸収された99 mLの水とは、一緒になって腎静脈へ流出します。その中にたんぱく質が、約35 g入っています。

Challenge Quiz

1.

たんぱく質は、正常人では、腎臓でろ過 される されない

2.

たんぱく質は、正常人では、腎臓でろ過 される されない

/wiki/images/4/40/Nephron-protein-dynamics.jpg
3.

正常な腎臓では、たんぱく質は、尿細管で (糸球体でろ過されず)再吸収されない (糸球体でろ過されたけれど)再吸収されない (ろ過量の)約1%が再吸収される (ろ過量の)約1/3が再吸収される (ろ過量の)約2/3が再吸収される (ろ過量の)約99%が再吸収される (ろ過量の)全量が再吸収される

4.

(小さい)たんぱく質は、正常人では、(尿中に) 流出する 流出しない

5.

(小さい)たんぱく質は、正常人では、(尿中に) 流出する 流出しない

/wiki/images/4/40/Nephron-protein-dynamics.jpg
6.

たんぱく質は、腎臓(の尿細管)で 再吸収される 再吸収されない