神経系/感覚/体性感覚/皮膚感覚/触圧覚

提供:一歩一歩
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マイスナー(触覚)、パチニ(振動覚)、メルケル、ルフィニなどの受容器が知られている。

触覚の感受性をしらべる方法として、2点識別閾がある。これは、皮膚上の2点を針で触れたとき、2点として感覚され得る最小の距離である。指先、口唇、などは感覚が鋭く、2点識別閾は数mmである。背部の皮膚は鈍感であり、7-8 cm以下の2点は1点と感じてしまう。2点識別閾の小さい部位の皮膚ほど、受容器が密に存在し、大脳皮質において広い領域を占めている。2点を識別する能力を2点識別能という。2点識別閾が小さい部位、個人では2点識別能は高い。2点識別閾が大きい部位、個人では2点識別能は低い。

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この図は中心前回の図であるが、中心後回も同様の分布です。

Challenge Quiz

1.

触覚は、順応し  やすい にくい 感覚である。

2.

触覚の受容器として、 マイスナー パチニ メルケル ルフィニ が知られている。

3.

皮膚の2点識別閾は、背中より指先で  小さい 大きい 。これは、受容器の密度と、大脳皮質の感覚野で指尖部に相当する面積の  小さい 大きい ことと関係がある。

4.

大脳皮質知覚領において広い領域を占める皮膚部位ほど、2点識別閾は  小さい 大きい

5.

皮膚の2点識別閾は、背中より指先で  小さい 大きい

6.

大脳皮質知覚領において広い領域を占める皮膚部位ほど、2点識別能は  低い 高い

7.

振動覚の受容器として、 マイスナー パチニ メルケル ルフィニ が知られている。