呼吸/呼吸周期/呼吸周期 / 安静呼吸:呼息時

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呼息時には...

動画と音声での説明


吸息筋が弛緩し、壁と胸腔とを広げる力がなくなります。取っ手のついた上のスライドガラスを持ち上げる力が減少するわけです。そのため、肺の弾性力により、肺も胸腔も縮小します。当然、胸腔の陰圧は、吸息の終わり(呼息の始め)と比べて、小さくなります。


肺が縮小するため、肺内は大気圧と比べて、陽圧となります。その陽圧に押されて肺内の気体(血液とO2,CO2などを出し入れしているため、もはや「空気」ではない)が気道を通じて排出(呼息)されます。


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 呼息
横隔膜弛緩
肺気量(安静呼吸の1周期の間で)最大→最小
肺(胞)内圧陽圧
気流流出
肺の内向き弾性力(安静呼吸の1周期の間で)最大→最小
胸腔内圧(陰圧)(安静呼吸の1周期の間で)最大→最小


Challenge Quiz

1.

呼息時、横隔膜は 弛緩 収縮 している。

2.

呼息時、肺気量は(安静呼吸の1周期の間では) 最小である。 最小の量から最大の量へ増大している。 最大である。 最大の量から最小の量へ減少している。

3.

呼息時、肺の内向きの弾性力は(安静呼吸の1周期の間では) 最小である。 最小の力から最大の力へ増大している。 最大である。 最大の力から最小の力へ減少している。

4.

呼息時、 気流はない。 気体が流出する。 気体(空気)が流入する。

5.

呼息時、肺(胞)内圧は大気圧と比べて 陰圧である。 等しい。 陽圧である。

6.

呼息時、胸腔内圧は(安静呼吸の1周期の間では) 最小の陰圧である。 最小の陰圧から最大の陰圧へ大きくなっている。 最大の陰圧である。 最大の陰圧から最小の陰圧へ小さくなっている。