内分泌系/第3章:下垂体後葉ホルモン/バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)/説明に動静脈が入っている、以前の複雑な説明/分泌調節-2

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POINT!


ADH (vasopressin)の作用は「血しょう浸透圧の低下」である.絶飲により血しょうが高張になることは,ADH作用「血しょう浸透圧低下」の減少である.この際,ADH分泌が亢進するのである(前のステップ).逆に,多飲により血しょうが低張になることは,ADH作用「血しょう浸透圧低下」の増大である.この際,ADH分泌が低下するのである(前のステップ).ADH分泌を「原因」,ADH作用を「結果」とみなすなら,ADHの分泌調節は「作用重視型」の負のフィードバックである.

前のステップで学んだ上記の知識を表にまとめてみよう.


はじめの変化 ADH分泌(負のフィードバックにおける原因)
病態 大動静脈,腎動脈の血しょう浸透圧 負のフィードバックにおける結果(血しょう浸透圧の低下)
絶飲 高張 減少 通常より亢進
水分負荷 低張 増加 通常より低下


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すなわち,「一歩一歩学ぶ医学生理学/泌尿器系/腎臓 > 第3章-3 血しょう浸透圧調節」のフィードバック(血しょう浸透圧の低下がモニターされ,水チャンネルの開き具合に負のフィードバックをかけている)の図,は左図の「省略バージョン」であったわけです.ホルモンの分泌調節としては,ADH(バゾプレッシン)は「作用重視型調節」を受けています.ホルモンの「作用重視型調節」,ホルモンを除いた省略バージョン,血しょう浸透圧調節における負のフィードバックを対比させて復習しておこう.


Challenge Quiz

1.

血漿浸透圧の増大は、ADHのホルモン作用(血漿浸透圧の低下)の  増大 減少 であり.これはADH分泌の  亢進 低下 をもたらす。

2.

血漿浸透圧の低下は、ADHのホルモン作用(血漿浸透圧の低下)の  増大 減少 であり.これはADH分泌の  亢進 低下 をもたらす。

3.

飲水し、血漿が 低張 高張 になった。この変化は、 視床 視床下部 の浸透圧受容器で受容され、バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH)の分泌が、 亢進 低下 する。

4.

発汗し、血漿が 低張 高張 になった。この変化は、 視床 視床下部 の浸透圧受容器で受容され、バゾプレッシン、抗利尿ホルモン anti-diuretic hormone (ADH))の分泌が 亢進 低下 する。