<<第33回日本医学教育学会大会演題>>

「ホルモン:はじめの一歩」第1章:総論の試作
生理学教育法シェアリンググループ(発表担当:島田麻美,昭和大学医学部3年)

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bar抄録本文

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listmark情報技術による医学教育変革の可能性を探るため,内分泌生理学を題材にし,下記の要点に着目してdigital教材を試作した.
  1. 最重要知識を抽出した:ホルモン分泌にフィードバックをかけている要因には,インスリンのようにホルモンの「作用」である場合と,性ホルモンのようにホルモンの「濃度」である場合との二つがある,などの最重要の知識を抽出した.
  2. 知識を「明確」「正確」「別々」に提示した:G. Domanらによって提唱されている手法をとり入れた.すなわち,目次を細かくして「ステップ」ごとに「別々」のページを用意した.そのステップで学ぶべきまとめを最上部に「明確」に大書した.
  3. 知識の利用機会提供:知識を使う機会を与えることも教員の仕事であると思われる.そのため,ステップごとに知識確認練習問題を用意した.クリックにより直ちに,正解か否かのフィードバックが得られるようにした.さらに,不正解であった場合,以前に学んだ図,表,ステップへリンクを貼り,理解,記憶していなかった知識を同じ教材で再教授するようにした.
  4. 学生さんと教員が一緒に製作した:教授錯覚を回避し,若い感性にアピールし得る教材を製作するため,学生さんが主体に作業を進行させた.
listmark新次元の教材ができつつあると自負している.また,英語版も近日,公開予定である.最終的には自習用教材となり,医学教育を変革し得ると思われる.

listmark生理学教育法シェアリンググループ(事務局:昭和大学医学部第二生理)のホームページ(http://physiol.umin.jp/)の「学会などにおける発表」において,本発表の共同演者などが記載されている.また,本教材も上記URLから,リンクしている.
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bar本演題は「生理学教育法シェアリンググループ」によるグループ発表である.

bar共同演者は,教材に掲載されている,下記のプロジェクト参加者全員(ABC順)である.

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阿部武彦 昭和大学医学部2年生
(平成8年度)
教材の改善に至る意見を進言
有泉裕嗣 昭和大学医学部2年
(平成12年度)
学生として教材の改善に至る意見を進言
コンピュータ,プログラムに関するコンサルト
コンピュータ操作
稗田宗太郎 昭和大学医学部6年生
(平成12年度)
解答作成
石黒卓 昭和大学医学部3年生
(平成10年度)
教材の改善に至る意見を進言
伊藤嘉佑子 昭和大学医学部2年生
(平成12年度)
教材の改善に至る意見を進言
岩本太郎 昭和大学医学2年生
(平成12年度)
英訳
上岡なぎさ 昭和大学医学部3年生
(平成12年度)
イラスト作成,原稿作成
片桐聡 昭和大学医学部2年生
(平成12年度)
コンピュータ,プログラムに関するコンサルタント
小森学 昭和大学医学部3年生
(平成12年度)
コンピュータ,プログラムに関するコンサルタント
許美穂 昭和大学医学2年生
(平成12年度)
英訳
丸山直樹 昭和大学医学部3年生
(平成12年度)
コンピュータ操作
松下浩和 昭和大学医学部3年生
(平成12年度)
コンピュータ操作
関口進一 花田学園
日本鍼灸理療専門学校専科1年
(平成12年度)
教材の改善に至る意見を進言
渋谷まさと 昭和大学医学部第二生理 プロジェクトコーディネータ
原稿作成
島田麻美 昭和大学医学部2年生
(平成12年度)
英訳
田中啓貴 昭和大学医学部2年生
(平成7年度)
教材の改善に至る意見を進言
イラスト製作,コンピュータ操作
柳瀬英俊 昭和大学医学部2年生
(平成12年度)
教材の改善に至る意見を進言
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