シナプス遅延
上段は、左から右まで神経細胞Aだけがあり、シナプスがありません。 下段は、左から右までに神経細胞Bと神経細胞Cとがあり、その間にシナプスがあります。赤い楕円はシナプス伝達物質です。
左端に活動電位が同時に発生したとしましょう。 両方の右への移動は上段の方が早いのです。
シナプスがあることで遅れることをシナプス遅延と言います。
疲労
神経細胞Aと神経細胞Bとの間にシナプスがあります。 赤い楕円はシナプス伝達物質です。
神経細胞Aに活動電位が発生したとします。シナプス伝達が何回も行われると、1回目はシナプス伝達物質があるので、神経細胞Bに活動電位が発生しました。 しかし、 2回目はシナプス伝達物質が枯渇して神経細胞Bに活動電位は発生しませんでした。
このように、シナプス伝達が繰り返されることにより、伝達の効率が低下することをシナプス疲労と言います。
反復刺激後増強
神経細胞Aと神経細胞Bとの間にシナプスがあります。 赤い楕円はシナプス伝達物質です。
神経細胞Aに活動電位が発生したとします。シナプス伝達が何回も行われると、1回目は、シナプス伝達物質が1つあるので、神経細胞Bに活動電位が発生しました。
2回目は、シナプス伝達物質が増えて神経細胞Bに活動電位が2つ発生しました。
このように、シナプス伝達が繰り返されることにより、伝達の効率が上昇することをシナプス増強と言います。
一方向性
低酸素や薬物の影響を受けやすい。