舌咽神経(第Ⅸ脳神経)は唾液腺への副交感、咽頭の触覚・痛覚・温度覚、舌後1/3の味覚、嚥下運動、頸動脈小体(酸素受容器)、頸動脈洞(血圧受容器)の神経である。 |
唾液腺の分泌は舌咽神経(第Ⅸ脳神経)だけではなく、顔面神経(第Ⅶ脳神経)の働きでもあります。
ノドがヒリヒリするなどの(口の奥付近である)咽頭の触覚・痛覚・温度覚の神経は舌咽神経(第Ⅸ脳神経)です。(首の高さのノドである)喉頭の触覚・痛覚・温度覚は迷走神経(第Ⅹ脳神経)の働きです。
味覚は舌の前2/3は顔面神経(第Ⅶ脳神経)、後1/3が舌咽神経(第Ⅸ脳神経)、舌根部が迷走神経(第Ⅹ脳神経)です。
嚥下運動は舌咽神経(第Ⅸ脳神経)だけではなく、迷走神経(第Ⅹ脳神経)の働きでもあります。
頸動脈は脳の栄養血管のひとつであり、酸素不足であれば頸動脈小体の酸素受容器が発火し、舌咽神経(第Ⅸ脳神経)で脳に伝えられます。また、血圧上昇すると頸動脈洞の血圧受容器が発火し、舌咽神経(第Ⅸ脳神経)で脳に伝えられます。