ブドウ糖の嫌気的代謝(解糖)の主な分解産物はピルビン酸である。 |
*基本的にブドウ糖は解糖系で2分割されるのです。そのため、1 molのブドウ糖からピルビン酸は2 mol生成します。(1/2) molのブドウ糖が、解糖により、1 molのピルビン酸に変換される、という図にしてあります。
*(1/2) molのブドウ糖が解糖されると、1 molのATPと2 molの水素(H)とが生成されます。ここでのATP生成は「基質レベルのリン酸化反応」です。「酸化的リン酸化反応」というATP生成もあり、後述します。
注意!「水素(H)の生成」とは、単体のHが出てくるわけではなく、
NAD+ + H2 → NADH2+
FAD + H2 → FADH2
などの反応が進行します。これらは電子伝達系で
NADH2+ → NAD+ + H2
FADH2 → FAD + H2となります。NAD+、FADは基本的に輸送体ですので、図示しないことにします。(以下、同様)