神経系/総論/活動電位の移動:伝導と伝達/活動電位の伝導/跳躍伝導
ナビゲーションに移動
検索に移動
有髄神経に特徴的な伝導様式です。伝導速度が速い。
神経細胞膜では、1ヶ所の活動電位が「となり」の膜を脱分極させることで活動電位(興奮)が伝導します(上述)。
無髄線維には、電気抵抗の高い髄鞘がありません。
そのため、活動電位はどこでも発生できます。
そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が近い。
そのため、単位時間あたりの移動距離は短い。
すなわち、伝導速度が遅い。
有髄線維には、電気抵抗の高い髄鞘があります。
そのため、活動電位はどこでも発生できるわけではなく、髄鞘(電気抵抗は高い)の切れ目(すなわち、電気抵抗は低い。ランビエ絞輪とよばれる)だけで発生しえる。
そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が遠い。
そのため、単位時間あたりの移動距離は長い。
すなわち、伝導速度が速い。
Challenge Quiz
1.
ランビエ絞輪とは、髄鞘のくびれであり、電気抵抗が 高い 低い 。
2.
跳躍伝導における活動電位は、有髄線維のランビエ絞輪 のみ 以外 で活動電位が発生する。
3.
跳躍伝導は 有髄 無髄 神経線維に特徴的な伝導様式である。
4.
跳躍伝導は 速い 遅い 。
5.
有髄神経線維の伝導速度は無髄神経線維の伝導速度より 速い 遅い 。
6.
無髄神経線維の伝導速度は有髄神経線維の伝導速度より 速い 遅い 。