呼吸/呼吸調節/中枢神経/延髄
Bötzinger complex, PreBötzinger complexなどの吻側腹外側延髄 rostral ventral lateral medulla (RVLM)において、(睡眠時などの)不随意的呼吸の速さ rhythmと大きさ patternとが形成されています。
そのため、吻側腹外側延髄の障害では、種々の呼吸異常がもたらされます。徐呼吸 bradypneaは、rhythm generatorの機能が低下するのですから当然かと思われます。また、呼吸リズムの安定性が保たれなくなります(別記のCheyne-Stokes呼吸では安定性はほぼ保たれています)。呼吸リズムの安定性が低下してバラバラなタイミングで吸息します。これは、不規則呼吸 irregular breathing、失調性呼吸 ataxic breathing、ビオー呼吸 Biot breathingなどと呼ばれています。
腹内側延髄は錐体路が位置しているので、障害されると、(呼吸運動を含め随意運動ができなくなってしまう)locked-in症候群がもたらされます。
睡眠時にも中枢性睡眠時無呼吸 central sleep apneaが出現しやすくなります。
延髄の呼吸中枢として重要なのは 吻側 尾側 、 腹側 背側 、 外側 内側 部位である。
吻側腹外側延髄 rostral ventral lateral medulla (RVLM)が障害されると、覚醒時にも 徐呼吸 bradypnea 中枢性睡眠時無呼吸 central sleep apnea Cheyne-Stokes呼吸 不規則呼吸 irregular breathing 失調性呼吸 ataxic breathing ビオー呼吸 Biot breathing locked-in症候群 喘ぎ呼吸 gasp 持続性吸息 apneusis が特徴的である。
吻側腹外側延髄 rostral ventral lateral medulla (RVLM)が障害されると、睡眠時に 徐呼吸 bradypnea 中枢性睡眠時無呼吸 central sleep apnea Cheyne-Stokes呼吸 不規則呼吸 irregular breathing 失調性呼吸 ataxic breathing ビオー呼吸 Biot breathing locked-in症候群 喘ぎ呼吸 gasp 持続性吸息 apneusis が特徴的である。
内側延髄 rostral ventral lateral medulla (RVLM)が障害されると、 徐呼吸 bradypnea 中枢性睡眠時無呼吸 central sleep apnea Cheyne-Stokes呼吸 不規則呼吸 irregular breathing 失調性呼吸 ataxic breathing ビオー呼吸 Biot breathing locked-in症候群 喘ぎ呼吸 gasp 持続性吸息 apneusis が特徴的である。