養護教諭/腹部/問診①:現病歴
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【アセスメント項目】
★1吐血
胃(消化管)からの出血を嘔吐したもの。
胃酸にさらされる時間が長いほど、鮮血→黒褐色→コーヒー残渣様と色が変化する。
★2下血
上部消化管からの出血により、黒色・タール様の便が排出されること。
★3血便
下部消化管や肛門の出血により、新鮮血が付着・混入している便、またはそのまま新鮮血が排出されること。
★4子宮外妊娠
受精卵が子宮内腔以外の場所に着床して発育すること。
8~12週頃に卵管が破裂する。
突然の激烈な下腹部痛と性器出血が起こる。
肩への放散痛を伴うこともある。
出血の程度によっては、ショック状態になることもあり、緊急性が高い。
★5卵巣嚢腫茎捻転
卵巣嚢腫とは、卵巣内の組織の卵胞に液体などがたまってできた腫瘍である。
嚢腫が旋回することによって茎が捻れた状態のことをいう。
★6精巣捻転
激しい痛みが精巣に突然起こる。
その後すぐに腫れが起き、痛みは腹部から発しているように感じられ、吐き気と嘔吐を起こすことがある。
ときに発熱がみられ、頻尿になることもある。
★7血管性紫斑病
学童期に後発する。
70~80%に腹部症状があり、激しい腹痛を伴う。
明らかな原因は不明であり、小銃席などの外科疾患を合併することもある。
★8腹部の外傷
子ども(12歳頃まで)は成人に比べて横隔膜はほぼ水平で肋骨弓角が開いているため、成人では保護されている肝臓、脾臓が腹壁下に存在し、損傷しやすい。
また、子どもの腹壁は成人と比べて脆弱なため、外力が直接作用しやすい。
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