電解質と体液/腎臓と肺、それぞれの機能低下と機能亢進/重炭酸イオンの動き/腎臓の機能亢進/略した説明

提供:一歩一歩
2015年6月24日 (水) 12:59時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動
POINT!


発症前H++HCO3-←→H2CO3←→H2O+CO2
原疾患により
最初に起こる変化
↓↓        
重炭酸緩衝系
の作用
    
総和 ←→ ←→  


腎臓の機能亢進のため、H+が減少し、重炭酸緩衝系は、「変化を打ち消す方向」、すなわち、

H+ + HCO3- ← H2CO3 ← H2O + CO2

方向に反応が進みます。これにより、H+、HCO3-の両方とも増大します。このような低H+血症が代謝性アルカローシスであり、HCO3-は増大しているのです。


Challenge Quiz

1.

H+ + HCO3- ←→ H2CO3 ←→ H2O + CO2 において.アルドステロン症(腎臓の機能亢進)そのものにより(重炭酸緩衝系の作用なしに)最初に起こる変化は  呼吸性アシドーシス(による酸血症) 代謝性アシドーシス(による酸血症) 呼吸性アルカローシス(によるアルカリ血症) 代謝性アルカローシス(によるアルカリ血症) 高CO2血症 低CO2血症 である.重炭酸緩衝系はこの変化に対して、 H+ + HCO3- ← H2CO3 ← H2O + CO2 H+ + HCO3- → H2CO3 → H2O + CO2 方向に反応が進行する。これにより.HCO3-は   増大 減少 する.