概論/遺伝/Rh式血液型/Rh遺伝子の座
Rh式血液型を決定する遺伝子(Rh遺伝子)の座は(対になっている)1番(常)染色体にある。 |
1番染色体は、常染色体であり、男女に関係なく、(生殖細胞ではない)通常の細胞には対で2本ずつ含まれることを思い出しましょう。Rh遺伝子の座(図中の緑の箱)は(対になっている)1番(常)染色体にあるのだから、男女とも、(生殖細胞ではない)通常の細胞には、Rh遺伝子の座は2つずつあります。
特定の座に特定の遺伝子が必ず入っているわけではありません。たとえば、Rh遺伝子の座にRh遺伝子はあったりなかったりすることを思い出しましょう。
2つあるRh遺伝子の座、両方にRh遺伝子(図中の緑の本)が入っているヒトは、遺伝型がRh+/+となります。
2つあるRh遺伝子の座の一方にRh遺伝子が入っているヒトは、遺伝型がRh+/-となります。
2つあるRh遺伝子の座のいずれにもRh遺伝子が入っていないヒトは、遺伝型がRh-/-となります。
Challenge Quiz
1細胞内に2ヶ所あるRh遺伝子の座の両方にRh遺伝子が入っている場合(Rh遺伝子型:Rh+/+)、その個人のRh式血液型は プラス マイナス となる。
1細胞内に2ヶ所あるRh遺伝子の座の片方にRh遺伝子が入っていて.もう片方に入っていない場合(Rh遺伝子型:Rh+/-)、その個人のRh式血液型は プラス マイナス となる。
1細胞内に2ヶ所あるRh遺伝子の座の両方にRh遺伝子が入っていない場合(Rh遺伝子型:Rh-/-)、その個人のRh式血液型は プラス マイナス となる。
Rh式血液型がプラスのヒトは 0 1 2 3 4 11 22 23 46 ヶ所あるRh遺伝子の座の 0 1 2 3 4 11 22 23 46 ヶ所にRh遺伝子が入っている。
Rh式血液型マイナスのヒトは 0 1 2 3 4 11 22 23 46 ヶ所あるRh遺伝子の座の 0 1 2 3 4 11 22 23 46 ヶ所にRh遺伝子が入っている。