循環器系/心臓/心室の壁、筋/刺激伝導系の作用
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POINT!
特殊心筋は、刺激伝導系を構成し、主に(1)ペースメーカ(2)心房と心室の収縮のタイミングを調整、の2つの作用がある。 |
刺激伝導系の作用-1
動画と音声での説明: Flash形式(Win, Mac) / MP4形式(iPad)
刺激伝導系は、リズミカルに活動電位(刺激)を出し、そのタイミングで心臓が拍動する。すなわち、心臓のペースメーカとして作用し、これにより心拍数が決定される。心臓のペースメーカとして作用しているのは、洞房結節である。
刺激伝導系の作用-2
また、ペースメーカとしての作用だけではなく、心房と心室の収縮のタイミングも調整している。
すなわち、刺激伝導系が最初に心房を興奮させる。次に、刺激伝導系の中で、洞房結節、房室結節(田原の結節)、ヒス束、右脚と左脚、プルキンエ線維の順に刺激が伝えられ、プルキンエ線維が心室筋を刺激するのである。具体的には、正常な心臓では、心房収縮の約0.2秒後に心室が収縮している。
Challenge Quiz
1.
通常の状態では、ヒト心臓のペースメーカは、 房室結節(田原の結節).洞房結節 にある。
プルキンエ線維は、 特殊心筋(刺激伝導系). 固有心筋 の一部である。
刺激伝導系が最初に刺激するのは、 心房. 心室 である。
心室が活動するのは、主に 刺激伝導系が心房を活動させ、心筋が機能的合胞体であるため.刺激伝導系が心室をも刺激するため である。
刺激伝導系は、 ペースメーカとして作用するだけである.ペースメーカとして作用し、さらに心房と心室の収縮のタイミングも調整している 。
田原の結節とは、 洞房.房室 結節である。
刺激伝導系を構成する特殊心筋は、 心拍数. 心収縮力 を決定する。
刺激伝導系を構成する細胞は、 神経.心筋 細胞である。