概論/負のフィードバックによる調節/負のフィードバックの異常/「セットポイント」の上昇

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今、ある一定のエンジンの回転により、スピードがセットポイントの時速80キロメートルまで上昇している、としましょう。これは、ちょうど良く、人体であれば、生理的です。

このシステムに最初に起こることが、セットポイントが時速80キロから時速100キロに上昇する、だったとしましょう。

自動車の今までの時速80キロは、新しいセットポイントの時速100キロに比べて、遅過ぎるスピードです。つまり、スピード上昇という結果が少なすぎる状態であり、調節が必要です。

「結果」が少ない場合、負のフィードバックでは、結果を促進する原因を多くします。これにより、エンジンの回転が上昇し、スピード上昇への促進作用も多くなります。

この調節により、遅すぎるスピードが新しいセットポイントのスピードに上昇します。

この調節は、負のフィードバックの見地だけからは、良い調節です。