血液・骨髄・リンパ系/防御システム・白血球/白血球/好中球

提供:一歩一歩
2024年1月6日 (土) 23:43時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版
ナビゲーションに移動 検索に移動

動画と音声での説明

Neutrocyte-Phagocytosis-Intro-Jpn.jpg

好中球は、 生体防御分類 での 第2レベル、すなわち、生体内の異物に対する画一的な防御 を担当しています。どのような異物であるかと特定することなく、攻撃するわけです。パスポートの表紙だけを見て、中身を見ないようなものです。

04708.jpg

好中球は最多の白血球です。

非自己や炎症病巣へ向かって遊走する特性が強いことが、特徴です。さらに、非自己(異物)を取り込んで(貪食して)分解、消化する働きがあります。消化酵素は顆粒に含まれています。取り込んで消化する作用を食作用といいます。単球に比較して小さいものを摂取するため、小食細胞ともよばれています。ある程度の細菌を消化すると死滅してしまいます。この際、貪食した好中球自体も消化されてしまい、その結果、膿が生成されます。


Challenge Quiz

1.

最多の白血球は リンパ球 好中球 NK細胞 である。

2.

遊走とは、 細菌が白血球に 白血球が細菌に 向って行くことをいう。

3.

好中球の特徴に遊走能があげられる。

4.

好中球の特徴に貪食能があげられる。

5.

非自己(異物)を特定せずに貪食・消化するのは、主に リンパ球 好中球 が担っている。