細胞/膜/膜輸送/拡散
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POINT!
拡散とは、高濃度領域から低濃度領域へ溶質(粒子)が受動的に移動し、濃度差を小さくする受動的な(ATPを使わない)移動である。 |
ここ以降の説明では、溶液における物質の移動を説明します。塩水における塩を「溶質(粒子)」、水を「溶媒(水)」とします。
拡散は、生体内では肺においてみとめられます。肺胞内は酸素が多いですが、毛細血管の肺動脈側では逆に少ないです。そのため、酸素は拡散により、肺胞内から毛細血管内へ受動的に移動します。二酸化炭素は逆方向(毛細血管→肺胞)の拡散により、肺胞内へ排出されます。生体内における拡散はATPなどの高エネルギー物質を使わない、受動的な過程です。
Challenge Quiz
1.
肺胞における酸素、二酸化炭素の移動(ガス交換)は、 ろ過 拡散 能動輸送 浸透 による。
2.
拡散は、 高エネルギー物質、ATPを使った能動的な 高エネルギー物質、ATPを使わない受動的な 過程である。
3.
拡散により、 溶質(粒子) 溶媒 が溶液の 低濃度の領域から高濃度の領域へ 高濃度の領域から低濃度の領域へ 移動する。
4.
ある溶質が、拡散により輸送された。これにより、輸送される前の領域の濃度と輸送された後の領域の濃度差は 大きく 小さく なる。