電解質と体液/腎臓と肺、それぞれの機能低下と機能亢進/アシドーシス、アルカローシスの種類/呼吸性アシドーシス
原疾患により、血漿中のCO2が増大し、重炭酸緩衝系(H+ ← CO2 (H+ + HCO3- ← H2O + CO2)方向の変換)のために血中のH+を増大させる病態を、呼吸性アシドーシスという。 |
肺の機能低下(肺炎)そのものにより(重炭酸緩衝系の作用なしに)、動脈血に最初に起こる変化は、高CO2血症です。
血漿のこの変化に対し、重炭酸緩衝系は、H+ + HCO3- ← H2O + CO2 (図中では H+ ← CO2) の方向に作用します。そのため、H+も増大し、呼吸性アシドーシス(による酸血症)がもたらされます。
Challenge Quiz
肺の機能低下(肺炎)そのものにより(重炭酸緩衝系の作用なしに)、動脈血に最初に起こる変化は、CO2増大、すなわち、 代謝性アルカローシス(によるアルカリ血症) 低CO2血症 呼吸性アシドーシス(による酸血症) 呼吸性アルカローシス(によるアルカリ血症) 高CO2血症 代謝性アシドーシス(による酸血症) である。血漿のこの変化に対し、重炭酸緩衝系は、 H+ +HCO3- → H2CO3 → H2O + CO2 H+ + HCO3- ← H2CO3 ← H2O + CO2 の方向に作用する。そのため、H+は 増大 減少 する。すなわち、 代謝性アルカローシス(によるアルカリ血症) 代謝性アシドーシス(による酸血症) 呼吸性アシドーシス(による酸血症) 呼吸性アルカローシス(によるアルカリ血症) がもたらされる。
肺の機能低下(肺炎)により、 代謝性アルカローシス(によるアルカリ血症) 呼吸性アルカローシス(によるアルカリ血症) 代謝性アシドーシス(による酸血症) 呼吸性アシドーシス(による酸血症) がもたらされる。
肺の機能低下(肺炎)そのものにより(重炭酸緩衝系の作用なしに)、動脈血に最初に起こる変化は、CO2増大、すなわち、 高CO2血症 呼吸性アシドーシス(による酸血症) 呼吸性アルカローシス(によるアルカリ血症) 代謝性アルカローシス(によるアルカリ血症) 低CO2血症 代謝性アシドーシス(による酸血症) である。
図の変化に対し、重炭酸緩衝系は H+ ← CO2 (正確には、H+ + HCO3- ← H2CO3 ← H2O + CO2) H+ → CO2 (正確には、H+ + HCO3- → H2CO3 → H2O + CO2) の方向に作用する。