血液・骨髄・リンパ系/赤血球/造血/鉄代謝/血清鉄

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POINT!


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血液検査における「血清鉄」は、トランスフェリンと3価の鉄(Fe3+)との複合体です。


補足:

3価の鉄(Fe3+)が減少すると、「血清鉄」も減少します。

3価の鉄(Fe3+)が増大すると、鉄と結合していなかったトランスフェリンと結合して、「血清鉄」も増大します。

トランスフェリンの全てが鉄を結合しているわけではありません。トランスフェリンが減少すると、3価の鉄(Fe3+)が減少しなくても、複合体である「血清鉄」は減少します。


造血などで、鉄が使われることは、しばしば、「消費」とよばれています。


Challenge Quiz

1.

血中の鉄は、 2価(Fe2+).3価(Fe3+) である。

血清鉄の大部分は、 ポルフィリン. グロビン. グロブリン. アルブミン.トランスフェリン と結合している。

トランスフェリンの大部分は、鉄と結合している。 正.誤

鉄の(摂取不足などで)腸管からの吸収が減少すると、血清鉄は 増大.減少 する。

鉄の(過剰摂取などで)腸管からの吸収が増大すると、血清鉄は 増大. 減少 する。

(造血亢進などで)鉄の消費が亢進すると、血清鉄は 増大.減少 する。

(造血低下などで)鉄の消費が低下すると、血清鉄は 増大. 減少 する。

トランスフェリンの生成が低下すると、血清鉄は 増大.減少 する。