神経系/総論/膜電位の変化/膜電位関連の用語

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動画と音声での説明

02617.jpg

細胞膜内には陰性の静止膜電位が発生しています。刺激を受けると陰性電位が減少します。このことを脱分極といいます。脱分極により膜電位がある程度まで減少すると、活動電位とよばれる能動的な電位が膜に生じます。活動電位に移行する膜電位を閾値、あるいは閾電位、または発火レベルといいます。

活動電位の特徴は、急速な脱分極とovershootです。overshootとは、細胞膜内外の極性が入れ替わることで、細胞膜内が陽性になります。overshoot後、再び陰性電位が急速に増加し、活動電位は終了し、静止膜電位に戻ります。この過程を再分極といいます。


Challenge Quiz

1.

神経細胞の静止膜電位(の絶対値)が減少し、神経細胞が活動に向かう過程を  過分極.脱分極 という。

神経細胞膜は、刺激されると  過分極.脱分極 する。

膜電位が発火レベル(閾電位、閾値)まで脱分極すると、活動電位が発生  する. しない

膜電位が静止膜電位から少しでも脱分極すると、活動電位は必ず発生する。 正.誤

神経細胞が刺激されてovershootが起こると、電気的極性が入れかわり、細胞膜内が  陽性. 陰性 になる。

overshootにひきつづき、膜電位は静止膜電位へ向けて  脱.再 分極する。