電解質と体液/物質の移動/浸透/細胞にとっての浸透圧/細胞サイズの変化
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低張液での細胞サイズの変化
細胞外の水が増えると、細胞外の浸透圧が低下し、それにより促進される細胞内から細胞外への水の動きが減少します。そのため、細胞内の水が増え、細胞内の浸透圧も低下します。これにより、細胞は大きくなり、時に破裂します。
低張液は、このようにして赤血球を破壊する（溶血させる）ことがあります。
等張液での細胞サイズの変化
細胞外の水が等張であると、細胞内の浸透圧と等しいので、細胞外の浸透圧のために細胞内から細胞外へ水を引く力と細胞内の浸透圧のために細胞外から細胞内へ水を引く力とは等しくなります。そのため、細胞内外の水の動きは、総和としてはゼロです。細胞のサイズは変わりません。
高張液での細胞サイズの変化
細胞外の水が減ると、細胞外の浸透圧が上昇し、それにより促進される細胞内から細胞外への水の動きが増加します。そのため、細胞内水が減り、細胞内の浸透圧も上昇します。これにより、細胞は小さくなります。
Challenge Quiz
1.
細胞は、 低張 等張 高張 液に入れられると脱水する。
2.
細胞は、 低張 等張 高張 液に入れられると平気である。
3.
細胞は、 低張 等張 高張 液に入れられると膨張し、時に破裂する。