概論/エネルギー代謝/エネルギー代謝の全体像/解糖系からクエン酸(クレブス、TCA)回路までのまとめ
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解糖系からクエン酸(クレブス、TCA)回路までで「はじめに」に述べた「クリーンエネルギー化」が完了しました。
すなわち、グルコース(ブドウ糖)に入っていた6つの炭素は2つのピルビン酸に3つずつ引き継がれ、アセチル-CoAになるときにそのうちの1つがCO2となり、残る2つはクエン酸(クレブス、TCA)回路で2つのCO2となりました。
水素はグルコース(ブドウ糖)から2つのピルビン酸になるときに2つずつ、ピルビン酸がアセチル-CoAになるときに2つ、アセチル-CoAはクエン酸回路で8つ、合計12個の水素が酸化的リン酸化回路に送られます。
分解されて取り出された結合エネルギーを使って、2つのATPも生成します。
解糖系からクエン酸(クレブス、TCA)回路まででコエンザイムAもオキサロ酢酸も生成しますが、いずれも輸送体「ベルトコンベヤー」であり、再利用されますので、総和としては生成しない、と考えることができます。
Challenge Quiz
1.
グルコースの代謝経路でCO2を生成するのは 解糖系 ピルビン酸からアセチル-CoAが生成する反応 アセチル-CoAからクエン酸が生成する反応 クエン酸(クレブス、TCA)回路 である。
2.
グルコースの代謝経路でATPを生成するのは 解糖系 ピルビン酸からアセチル-CoAが生成する反応 アセチル-CoAからクエン酸が生成する反応 クエン酸(クレブス、TCA)回路 である。
3.
グルコースの代謝経路で水素を生成するのは 解糖系 ピルビン酸からアセチル-CoAが生成する反応 アセチル-CoAからクエン酸が生成する反応 クエン酸(クレブス、TCA)回路 である。