概論/細胞内小器官/まとめ(準6級)

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<細胞膜> 形質膜ともいいます。細胞の表面を覆っており、細胞単位を形成させています。厚さは 7.5 nm。
細胞表面は必ずしも平坦ではなく、小突起・微絨毛とよばれる凹凸がみとめられることがあります。このような構造で、表面積が広くなり物質の移動が効率的にできます。小腸粘膜の上皮細胞などにみられます。
膜には、ところどころに不規則な塊があります。チャンネル(チャネル)、受容体(レセプター)、ポンプなどの構造物です。機能に関しては後述します。
主成分は脂質(リン脂質)です。リン脂質は2層に規則正しく配列しています。タンパク質とコレステロールも含有しています。
<小胞体> 複雑な袋様の細胞内小器官です。表面にリボソーム ribosomeを有する粗面小胞体と、有しない滑面小胞体とがあります。リボソームでは、核からのRNAの指令にしたがってタンパク質が合成されます。後述するようにタンパク質はその細胞活動を決定する重要な物質です。滑面小胞体ではステロイド合成、解毒、カルシウムの貯蔵がおこなわれています。
筋小胞体には、カルシウムが多く貯蔵されており、収縮時に細胞質へ放出されます。