血液・骨髄・リンパ系/防御システム・白血球/白血球/リンパ球/分類と役割
単球はマクロファージ、樹状細胞に分化します。
単球、マクロファージ、樹状細胞は異物を貪食し、また異物の持つ「パスポート」の表紙を開いて内容まで見るようなことをします。「箱型細菌という異物」のように異物を特定してT細胞に伝えます。これが「抗原提示」であり、T細胞を活性化します。樹状細胞で特に特徴的な作用です。 ヘルパーT細胞は、「出撃命令」であり、キラーT細胞、B細胞を活性化させます。 キラーT細胞は細胞性免疫により、B細胞は形質細胞に成熟して抗体を生成する(体)液性免疫により「箱型細菌という異物」を攻撃します。このレベルだけを免疫と呼ぶこともありますし、(広い意味での免疫では)獲得免疫、特異的免疫などとよばれています。 サプレッサーT細胞は、「打ち方ヤメ~!」であり、キラーT細胞、B細胞の機能を低下させます。
ナチュラルキラー細胞は、好中球のように「パスポート」の表紙だけを見るようなものです。「細菌国からだから非自己」のような情報で攻撃を開始します。ナチュラルキラー細胞はリンパ球ではありますが、「箱型細菌という異物」のような「パスポート」の内容を受け取ることはなく、ヘルパーT細胞から活性化もされません。(広い意味での免疫では)自然免疫、非特異的免疫などとよばれています。
Challenge Quiz
抗原提示作用が強いのは 好中球 単球 マクロファージ 樹状細胞 NK細胞 Bリンパ球(形質細胞) キラーT細胞 ヘルバーT細胞 サプレッサーT細胞 である。
好中球 単球 マクロファージ 樹状細胞 NK細胞 Bリンパ球(形質細胞) キラーT細胞 ヘルバーT細胞 サプレッサーT細胞 は貪食する。
Bリンパ球(形質細胞) キラーT細胞 マクロファージ 樹状細胞 好中球 NK細胞 はヘルバーT細胞から活性化される。