泌尿器系/腎臓/血漿浸透圧調節/説明に動静脈が入っている、以前の複雑な説明/水チャンネルの作用

提供:一歩一歩
2014年11月18日 (火) 21:47時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

集合管の「水チャンネル」が開くと,水分の再吸収量が増大し,血しょう浸透圧は減少し(血しょうは希釈され)ます.「水チャンネル」が閉じると水分再吸収量は減少し,血しょう浸透圧は増大し(血しょうは濃縮され)ます.


00928.jpg


最上段 腎動脈には約500 mL/分の等張の血しょうが流入してきます 2段目 集合管には約5 mL/分の低張液が流れてきます.集合管での再吸収がなければ,腎静脈からは約495 mL/分の高張液が流出します 左側 通常より「水チャンネル」が狭くなっています.集合管からの水分の再吸収(矢印)が通常より少なくなります.「水分透過性が低下」した状態です. 中央 「水チャンネル」が通常の大きさで,水分は通常の量が再吸収されます 右側 通常より「水チャンネル」が広くなっています.集合管からの水分の再吸収(矢印)が通常より多くなります.「水分透過性が亢進」した状態です. 3段目 左側 通常より集合管からの水分の再吸収が少ないので,通常と比較すると,尿は多量で,低張です.腎静脈の血しょうは通常よりも少量で,高張になります. 中央 通常の水分量が再吸収され,尿も腎静脈の血しょうも等張になります 右側 通常より集合管からの水分再吸収が多いので,通常と比較すると,尿は少量で,高張です.腎静脈の血しょうは通常より多量で,低張になります. 4段目 左側 腎動脈に流入した血しょうよりも高張な血しょうが腎静脈から流出するため,徐々に,大動静脈の血しょう浸透圧は増大します 中央 腎静脈から等張液が流出するため,大動静脈の血しょうも等張のままです. 右側 腎動脈に流入した血しょうよりも低張な血しょうが腎静脈から流出するため,徐々に,大動静脈の血しょう浸透圧は低下します


Challenge Quiz

1.

集合管における「水チャンネル」の幅が広い(集合管の水分透過性が高い)ほど,通常の場合と比較して,再吸収される水分の量は  多い 少ない .

2.

集合管における「水チャンネル」の幅が広い(集合管の水分透過性が高い)ほど,通常の場合と比較して,尿量は  多い 少ない .

3.

集合管における「水チャンネル」の幅が広い(集合管の水分透過性が高い)ほど,通常の場合と比較して,尿の浸透圧は  高い 低い .

4.

集合管における「水チャンネル」の幅が広い(集合管の水分透過性が高い)ほど,通常の場合と比較して,血漿浸透圧は  高い 低い .

5.

集合管における「水チャンネル」の幅が狭い(集合管の水分透過性が低い)ほど,通常の場合と比較して,再吸収される水分の量は  多い 少ない .

6.

集合管における「水チャンネル」の幅が狭い(集合管の水分透過性が低い)ほど,通常の場合と比較して,尿量は  多い 少ない .

7.

集合管における「水チャンネル」の幅が狭い(集合管の水分透過性が低い)ほど,通常の場合と比較して,尿の浸透圧は  高い 低い .

8.

集合管における「水チャンネル」の幅が狭い(集合管の水分透過性が低い)ほど,通常の場合と比較して,血漿浸透圧は  高い 低い .