「神経系/総論/活動電位の移動:伝導と伝達/活動電位の伝導/跳躍伝導」の版間の差分
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有髄神経に特徴的な伝導様式です。伝導速度が速い。 | 有髄神経に特徴的な伝導様式です。伝導速度が速い。 | ||
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◎神経細胞膜では、1ヶ所の活動電位(のオーバーシュート)が「となり」の膜を脱分極させることで活動電位(興奮)が伝導します(前述)。 | |||
○有髄線維には、電気抵抗が高く、絶縁体である髄鞘があります。 | |||
そのため、活動電位はどこでも発生できるわけではなく、髄鞘の切れ目だけで発生しえます。この切れ目はランビエ絞輪(こうりん)です。 | |||
そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が遠い。 | |||
そのため、単位時間あたりの移動距離は長い。 | |||
すなわち、伝導速度が速い。 | |||
○無髄線維には、電気抵抗の高い髄鞘がありません。 | |||
そのため、活動電位はどこでも発生できます。 | そのため、活動電位はどこでも発生できます。 | ||
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すなわち、伝導速度が遅い。 | すなわち、伝導速度が遅い。 | ||
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有髄神経線維の伝導速度は無髄神経線維の伝導速度より{=速い~遅い}。 | |||
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無髄神経線維の伝導速度は有髄神経線維の伝導速度より{~速い~=遅い}。 | |||
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有髄神経線維には髄鞘が{=ある~ない}。これは、{=多層~単層}になっているため、電気抵抗が{~低く~=高く}、絶縁体で{~ない~=ある}。1か所に発生した活動電位のオーバーシュートが脱分極させる箇所は{=遠く髄鞘のないランビエ絞輪~すぐ近く}である。そのため、有髄神経線維では無髄神経線維に比べて伝導速度は{=速い~遅い}。 | |||
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跳躍伝導は{=有髄~無髄}神経線維に特徴的な伝導様式であり、伝導速度は{=速い~遅い}。 | |||
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2025年1月25日 (土) 22:20時点における版
有髄神経に特徴的な伝導様式です。伝導速度が速い。
◎神経細胞膜では、1ヶ所の活動電位(のオーバーシュート)が「となり」の膜を脱分極させることで活動電位(興奮)が伝導します(前述)。
○有髄線維には、電気抵抗が高く、絶縁体である髄鞘があります。
そのため、活動電位はどこでも発生できるわけではなく、髄鞘の切れ目だけで発生しえます。この切れ目はランビエ絞輪(こうりん)です。
そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が遠い。
そのため、単位時間あたりの移動距離は長い。
すなわち、伝導速度が速い。
○無髄線維には、電気抵抗の高い髄鞘がありません。
そのため、活動電位はどこでも発生できます。
そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が近い。
そのため、単位時間あたりの移動距離は短い。
すなわち、伝導速度が遅い。
Challenge Quiz
1.
有髄神経線維の伝導速度は無髄神経線維の伝導速度より 速い 遅い 。
2.
無髄神経線維の伝導速度は有髄神経線維の伝導速度より 速い 遅い 。
3.
有髄神経線維には髄鞘が ある ない 。これは、 多層 単層 になっているため、電気抵抗が 低く 高く 、絶縁体で ない ある 。1か所に発生した活動電位のオーバーシュートが脱分極させる箇所は 遠く髄鞘のないランビエ絞輪 すぐ近く である。そのため、有髄神経線維では無髄神経線維に比べて伝導速度は 速い 遅い 。
4.
跳躍伝導は 有髄 無髄 神経線維に特徴的な伝導様式であり、伝導速度は 速い 遅い 。