「消化器系/肝臓/肝不全/グリコーゲン(多糖)の貯蔵、代謝」の版間の差分
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肝不全では、食前(空腹時)、貯蔵されたグリコーゲンをグルコース(ブドウ糖)に変換することも、血管へ供給することができず、低血糖にもなります。<br> | |||
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要するに、肝不全では食後の血糖が高く、食前の血糖が低くなって、振れ幅が大きくなってしまうわけです。 | 要するに、肝不全では食後の血糖が高く、食前の血糖が低くなって、振れ幅が大きくなってしまうわけです。 | ||
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肝不全患者では、食後の血糖は{=高く~低く}なり、食前の血糖は{高く~=低く}なる。 | 肝不全患者では、食後の血糖は{=高く~低く}なり、食前の血糖は{高く~=低く}なる。 | ||
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2024年8月29日 (木) 20:29時点における版
POINT!
肝不全では、高血糖となる。 |
食後、正常な肝臓は単糖であるグルコース(ブドウ糖)を取り込み、多糖であるグリコーゲンを生成させ、貯蔵します。
肝不全では、食後、ブドウ糖を血管から取り込むことができず、高血糖、耐糖能異常となります。
さらに、正常な肝臓は筋肉細胞のグリコーゲンとは異なり、食前(空腹時)、肝臓は貯蔵されたグリコーゲンをグルコース(ブドウ糖)に変換して血管に放出し、血糖を上昇させることもできます。
肝不全では、食前(空腹時)、貯蔵されたグリコーゲンをグルコース(ブドウ糖)に変換することも、血管へ供給することができず、低血糖にもなります。
要するに、肝不全では食後の血糖が高く、食前の血糖が低くなって、振れ幅が大きくなってしまうわけです。
Challenge Quiz
1.
肝不全患者では、耐糖能は 低下 亢進 する。
2.
肝不全患者では、食後の血糖は 高く 低く なり、食前の血糖は 高く 低く なる。
3.
肝不全患者では、食後の血糖は 高く 低く なり、食前の血糖は 高く 低く なる。