「病態/逸脱酵素」の版間の差分

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{{Point|細胞内にとどまる(あるいは外分泌されるべき)酵素が、細胞の障害のために血中に放出されてしまった場合、「逸脱酵素」と呼ぶ}}
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肝臓細胞内にある<br>
肝臓細胞内にある<br>
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ aspartate aminotransferase (AST)、<br>
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ aspartate aminotransferase (AST)、<br>
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中段では、肝細胞が障害されているので、酵素が血中に逸脱しています。<br>
中段では、肝細胞が障害されているので、酵素が血中に逸脱しています。<br>
下段では、肝細胞が多く障害されてしまい、血液で逸脱酵素濃度が高く上昇しています。<br>
下段では、肝細胞が多く障害されてしまい、血液で逸脱酵素濃度が高く上昇しています。<br>
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2024年8月5日 (月) 07:38時点における版

POINT!

動画と音声での説明

DeviantEnzymeBasic-Jpn.jpg

肝臓細胞内にある
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ aspartate aminotransferase (AST)、
アラニンアミノトランスフェラーゼ alanine aminotransferase (ALT)は、肝細胞が障害されると、血中で上昇します。AST, ALTなどが典型的な逸脱酵素です。

上段では、肝細胞障害がないので、酵素は血中に逸脱していません。
中段では、肝細胞が障害されているので、酵素が血中に逸脱しています。
下段では、肝細胞が多く障害されてしまい、血液で逸脱酵素濃度が高く上昇しています。


Challenge Quiz

1.

細胞が障害されると、逸脱酵素が血中で 上昇 低下 する。

2.

細胞障害が重度であるほど逸脱酵素は血中で 大きく 小さく 上昇する。