「電解質と体液/肺、腎による酸性物質の排出と血漿緩衝系のはたらき/血漿緩衝系のはたらき」の版間の差分
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血漿緩衝系の主な作用は{~酸~=アルカリ~造血~膠質浸透圧~酵素運搬}である。 | 血漿緩衝系の主な作用は{~酸~=アルカリ~造血~膠質浸透圧~酵素運搬}である。 | ||
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2024年6月20日 (木) 21:53時点における版
POINT!
細胞活動の結果発生し、血漿に放出される酸性物質により、pHがあまり低下しないように緩衝している系が、血漿緩衝系である。 |
安静時にも、血漿中には、約1 mEq/Lの乳酸があります。これは、水溶液にあると、pHを約3.9にし得る濃度です。他の代謝産物であるリン酸、乳酸、ケトン体などもあります。血漿中には、これらの酸性物質が同濃度で存在しますが、pHは7.4です。このように「アルカリ」であることが血漿緩衝系の主な作用です。
図のHCO3-は、重炭酸イオンであり、血漿緩衝系の代表として登場しています。
血漿緩衝系には、(1)重炭酸緩衝系 (2)リン酸緩衝系 (3)ヘモグロビン緩衝系 (4)タンパク質緩衝系
の4つが知られています。
Challenge Quiz
1.
血漿緩衝系の主な作用は 酸 アルカリ 造血 膠質浸透圧 酵素運搬 である。
2.
血漿緩衝系の主な作用は 酸 アルカリ 造血 膠質浸透圧 酵素運搬 である。
3.
血漿緩衝系の作用により、H+が血漿に放出されたときのpHの低下は 大きく 小さく なる。
4.
血漿緩衝系の作用により、H+が血漿から喪失したときのpHの増大は 大きく 小さく なる。
5.
H+が血漿に放出された際、H+濃度上昇を軽減させるのは、腎臓のみの作用である。 正 誤