「神経系/総論/活動電位の移動:伝導と伝達/活動電位の伝導/跳躍伝導」の版間の差分

提供:一歩一歩
ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目: 1行目:
有髄神経に特徴的な伝導様式です。伝導速度が速い。  
有髄神経に特徴的な伝導様式です。伝導速度が速い。  


[[ファイル:04224.jpg|none|500px]] 
[[ファイル:04224.jpg|none|500px]]





2023年9月13日 (水) 09:31時点における版

有髄神経に特徴的な伝導様式です。伝導速度が速い。

04224.jpg


神経細胞膜では、1ヶ所の活動電位が「となり」の膜を脱分極させることで活動電位(興奮)が伝導します(上述)。


無髄線維には、電気抵抗の高い髄鞘がありません。

そのため、活動電位はどこでも発生できます。

そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が近い。

そのため、単位時間あたりの移動距離は短い。

すなわち、伝導速度が遅い。


有髄線維には、電気抵抗の高い髄鞘があります。

そのため、活動電位はどこでも発生できるわけではなく、髄鞘(電気抵抗は高い)の切れ目(すなわち、電気抵抗は低い。ランビエ絞輪(「こうりん」と読みます)とよばれる)だけで発生しえる。

そのため、1ヶ所の活動電位が脱分極させる「となり」が遠い。

そのため、単位時間あたりの移動距離は長い。

すなわち、伝導速度が速い。


Challenge Quiz

1.

ランビエ絞輪とは、髄鞘のくびれであり、電気抵抗が  高い 低い

2.

跳躍伝導における活動電位は、有髄線維のランビエ絞輪  のみ 以外 で活動電位が発生する。

3.

跳躍伝導は  有髄 無髄 神経線維に特徴的な伝導様式である。

4.

跳躍伝導は  速い 遅い

5.

有髄神経線維の伝導速度は無髄神経線維の伝導速度より  速い 遅い

6.

無髄神経線維の伝導速度は有髄神経線維の伝導速度より  速い 遅い