「血液・骨髄・リンパ系/赤血球/機能/CO2の運搬」の版間の差分
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*動脈側から、酸素を結合したヘモグロビンを含む赤血球が(筋肉などの)、末梢毛細血管に来ると、ヘモグロビンは、酸素を放出し、酸素は、拡散により細胞に供給され、エネルギー代謝に用いられます。 | *動脈側から、酸素を結合したヘモグロビンを含む赤血球が(筋肉などの)、末梢毛細血管に来ると、ヘモグロビンは、酸素を放出し、酸素は、拡散により細胞に供給され、エネルギー代謝に用いられます。 |
2021年3月3日 (水) 14:17時点における版
POINT!
末梢細胞で生成したCO2は、赤血球内でH+とHCO3-とを生成し、H+はヘモグロビンで緩衝され、HCO3-は血漿に放出される。 |
*動脈側から、酸素を結合したヘモグロビンを含む赤血球が(筋肉などの)、末梢毛細血管に来ると、ヘモグロビンは、酸素を放出し、酸素は、拡散により細胞に供給され、エネルギー代謝に用いられます。
*エネルギー代謝の結果生成したCO2は、逆に、赤血球に拡散し、赤血球内の炭酸脱水酵素 carbonic anhydraseの作用により、H+ + HCO3-← H2CO3 ← H2O + CO2の化学反応が生じ、H+ と HCO3-とが生成します。
*H+は、酸素を放出したヘモグロビン(還元ヘモグロビン)に緩衝され、H・Hb(カルバミノヘモグロビン)となります。
*HCO3-は、血漿に放出され、乳酸、リン酸、硫酸、ケトン体などの酸性物質を緩衝します。
Challenge Quiz
1.
二酸化炭素と水との結合による重炭酸(H2CO3)の合成は、主に 赤血球 血漿 内で行われる。
2.
(筋肉などの)末梢毛細血管における赤血球内で、H+ + HCO3-←→ H2CO3 ←→ H2O + CO2の平衡式は、 H+ + HCO3-← H2CO3 ← H2O + CO2 H+ + HCO3-→ H2CO3 → H2O + CO2 の方向へ、反応が進する。
3.
(筋肉などの)末梢毛細血管で、赤血球は、HCO3-を 生成 消費 する。
4.
(筋肉などの)末梢毛細血管における赤血球内で、H+を緩衝しているのは、主に 重炭酸緩衝系 ヘモグロビン緩衝系 リン酸緩衝系 たんぱく質緩衝系 である。
5.
動脈血の赤血球に多いのは、 酸素を結合したヘモグロビン H+を緩衝したヘモグロビン である。
6.
静脈血の赤血球に多いのは、 酸素を結合したヘモグロビン H+を緩衝したヘモグロビン である。