「内分泌系/下垂体があまり関与しないホルモン/グルカゴン・インスリン/グルカゴン/分泌調節(簡略版)/絶食」の版間の差分

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{{Point|血糖が低いとき、グルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)は亢進する。}}
{{Point|血糖が低い時、負のフィードバックはグルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)を亢進させる。}}


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絶食したとします。絶食は血糖を低下させます。グルカゴンは血糖を上昇させます。このふたつの作用は<font color="#00f">逆の方向(青)</font>です。
絶食したとします。絶食により血糖は低下します。グルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を上昇させます。これらは<font color="#00f">逆の方向(青)</font>です。
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このふたつの作用は<font color="#00f">逆の方向(青)</font>であるため、負のフィードバックはグルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)を<font color="#ff0000">亢進(赤)</font>させます。グルカゴンの血糖上昇作用は強くなり、絶食で低下していた血糖は正常へ向けて上昇します。
これらは<font color="#00f">逆の方向(青)</font>なので、負のフィードバックはグルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)を<font color="#ff0000">亢進(赤)</font>させます。これにより、グルカゴンの血糖上昇作用が増強し、低下していた血糖は元の血糖へ向けて上昇します。
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冬にヒーターは使う、と似たようなものです。別の言い方では、絶食などにより血糖が低い時、負のフィードバックはグルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)を亢進させます。
室温が低い時(冬)にヒーターは使う、と似たようなものです。
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2020年8月3日 (月) 10:16時点における版

POINT!
GlucagonBaselineJpn.jpg

グルカゴンは血糖を上昇させます。グルカゴンは絶食の前にもある一定量の生成、内分泌、血中濃度があります。(このことは病態を考えるときに必要です。とりあえず、「寒い時にヒーターは使う」をイメージしてくれれば、この図は無視しても大丈夫です。)

Glucagon-fast.jpg

① 絶食したとします。絶食により血糖は低下します。グルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)は血糖を上昇させます。これらは逆の方向(青)です。

Glucagon-fast-FB.jpg

② これらは逆の方向(青)なので、負のフィードバックはグルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)を亢進(赤)させます。これにより、グルカゴンの血糖上昇作用が増強し、低下していた血糖は元の血糖へ向けて上昇します。
室温が低い時(冬)にヒーターは使う、と似たようなものです。

Challenge Quiz

1.

絶食は血糖を 上昇 低下 させ、グルカゴンは血糖を 上昇 低下 させる。これらの作用は 同じ方向 逆の方向 であるので、負のフィードバックはグルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)を 低下 亢進 させる。

2.

血糖が低い時、負のフィードバックはグルカゴン(の生成、内分泌、血中濃度)を 亢進 低下 させる。